ポータブルアンプ Fiio E7を使ってみた。(4)
今回は「MDR-EX1000購入」から始まった音質へのこだわりが、「ポータブルアンプ購入」までに到りました。ポータブルアンプを手に入れて全てが万全な状態かというとそうでもありません。音質向上を手に入れた代わりに失ったものもあります。
失ったものとは「手軽さ」と「操作性」です。
iPhoneで音質を求めるなら Fiio E7をDockコネクタ接続して持ち運ぶことになると思います。ただ、iPhoneは「オーディオプレイヤー」としての役割だけでなく、「電話」「ブラウザ」「メール」など別の用途でも利用しています。突然 iPhoneへ電話がかかって来た時に Fiio E7がぶら下がっていると邪魔ですね。
操作性の面でも、手元で「再生/停止」「ボリューム調整」などの操作が行えないのが不便です。特に電車に乗っている時など曲によっては微妙にボリュームの上げ下げをしたい時もありますし、たまにはスキップ or リピート再生したい時もありますよね?
苦肉の策ですが「手軽さ」と「操作性」を確保するため電車内に限り、
「iPhone + MW600(Bluetooth) + Fiio E7 + MDR-EX1000」
という構成でリスニングしています。
この構成では、MDR-EX1000を MW600へ直接接続した時より Fiio E7を経由させた方がマシな音はします。ただ、MW600のアンプ性能に左右され、Bluetooth接続による音質低下も伴って思うような音は期待できません(本末転倒)。
ま、上記のようなことは Fiio E7に限らずポータブルアンプ全般にある問題だと思います。理想を言えば iPhoneや MW600の内蔵アンプが高出力であれば良かったのですが、製品サイズや消費電力の兼ね合いがあるものと想像します。
もっともオーディオ好きの方ならある程度 割り切って使っておられるのだと思いますが、個人的に不自由に感じているところなので、もう少し利便性を上げられないのか模索中です。
最後にFiio E7ならではの魅力に触れておくと
- iPad との USB DAC接続
iPadであれば「Apple iPad Camera Connection Kit」を使って Fiio E7と USB DAC接続できるようです。USB DACであれば低コストで高音質化できるので普及して欲しいですね。いつかは iPhoneにも USB DACが使えると嬉しいのですが、、、 - 専用ドック Fiio E9との接続
Fiio E7は同社製品のデスクトップ用ヘッドフォンアンプ「Fiio E9」と接続が可能です。Fiio E9に Fiio E7を接続することで USB DACが使えるようになるとのこと。自宅で Fiio E7をノートPCへ繋ぎ換えていた人(自分など)は利便性を感じるかも知れません。
[Fiio E9] http://www.oyaide.com/fiio/Products/e9.html ![]() |
ポータブルアンプなのにシステムアップできるのはいいですねw
上述しましたが「操作性を維持しながらポータブルアンプ」を使用した方法(ベストリスニング)がありましたら、別途記事にしたいと思います。
まとめになりますが、私と同じように、これから「ポータブルアンプ始めてみようかな~」と思っている方には、音質+コストパフォーマンス面で Fiio E7は良い製品と思います。特に低音に物足りなさを感じている方にはオススメです。(*゚▽゚)ノ
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