ベルボン デジタル水準器 Action Level Soundを使ってみた。
写真を撮る時のクセで「肩上がり」な構図を取ってしまうことがあります。それも個性と言ってしまえば個性なのですが、地平線や水平線を構図に含めた写真をのちのち見返した時に肩上がりなのが気になったりします。
クセの矯正という意味で「水準器」を探してみたのですが、「ホットシュー用」や「雲台用」と様々な種類のものが販売されているようです。
その中でもホットシュー用のものは如何にも「水準器を載せています!」感が強くありできれば敬遠したいところです。残念ながら雲台タイプのものは手持ち撮影の時に使えません。
周りに気付かれにくい(笑)安価なデジタル水準器はないか物色していたところ「ベルボン デジタル水準器 Action Level Sound」に行き着きました。
[ベルボン デジタル水準器 Action Level Sound] http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevelsound.pdf ![]() |
元々は韓国セキュライン社の製品ですがベルボンが輸入販売をしています。ちゃんとパッケージおよびマニュアルはローカライズ(日本語化)されています。
Action Level Soundは「水平が取れた時にビープ音を鳴らす」or「常時ビープ音が鳴っており水平時に無音」かを選べます(※完全無音も可能)。この機能は重要でファインダーを覗いている時でも音で水平位置を教えてくれます。動作確認用の電池(CR1220x2個)も付属しており、商品到着から使用可能です。
液晶ファインダーを使っての撮影がメインであれば、水平調整時にビープ音のでない姉妹製品「Action Level」もあります。![]() [ベルボン デジタル水準器 Action Level] http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevel.pdf |
Action Level Soundの使い勝手ですが良い感じです。
- 製品が軽量コンパクトなので常時装備していても気にならない
(重さ:5g ※電池を含まない) - 市販の気泡管水準器と比較しても性能差はない
- 水準器精度の調整が可能 (5段階調整)
いつものように改善して貰いたい点も書いておきます。
- 電源ボタンはもう少し大きくても良かったのでは? (プッシュ式が理想)
- 自動電源OFF機能(完全停止)がない
※補足: 20分間 静止状態であれば「パワーオフ」は働きます。 - ビープ音の音量調節がない
そそ、Action Levelシリーズはいわゆる「汎用シュー」の設計なので、私の様にソニーαシリーズをお使いの方は「シュー形状を変換」する必要があります。外付けフラッシュを使わないのであれば以下のような製品で代用可能です。
[ユーエヌ ソニーα用変換シュー UNX-8519] http://www.un-ltd.co.jp/products/new/index.html#85199 ![]() |
変換シューを使っても内蔵フラッシュには干渉しないので心配ありません。
ソニー α55のようにファインダー内に水準器が搭載されているのが理想ですが、手持ちのα380のように水準器のないカメラでは後付するしかありません。
気泡管水準器は「バッテリー要らず」なのが良いところですが、ファインダーを覗き込みながら水平を取ることは難しく(三脚前提?)、手持ち撮影でも気軽に水平出しが出来るのはデジタル式ならではの魅力と思います。
追加情報ですが、 左右・上下2軸に対応したデジタル水準器がベルボンからリリースされています。興味のある方はどうぞ~
[ベルボン デジタル水準器 Action Level Cross] http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevelcross.html ![]() |
![]() ![]() ![]() 《新品アクセサリ》U.N ソニーα用変換シュー UNX... |