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2011年1月

2011年1月25日 (火)

ベルボン デジタル水準器 Action Level Soundを使ってみた。

写真を撮る時のクセで「肩上がり」な構図を取ってしまうことがあります。それも個性と言ってしまえば個性なのですが、地平線や水平線を構図に含めた写真をのちのち見返した時に肩上がりなのが気になったりします。

クセの矯正という意味で「水準器」を探してみたのですが、「ホットシュー用」や「雲台用」と様々な種類のものが販売されているようです。

その中でもホットシュー用のものは如何にも「水準器を載せています!」感が強くありできれば敬遠したいところです。残念ながら雲台タイプのものは手持ち撮影の時に使えません。

周りに気付かれにくい(笑)安価なデジタル水準器はないか物色していたところ「ベルボン デジタル水準器 Action Level Sound」に行き着きました。

[ベルボン デジタル水準器 Action Level Sound]
http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevelsound.pdf
Sactionlevels

元々は韓国セキュライン社の製品ですがベルボンが輸入販売をしています。ちゃんとパッケージおよびマニュアルはローカライズ(日本語化)されています。

Action Level Soundは「水平が取れた時にビープ音を鳴らす」or「常時ビープ音が鳴っており水平時に無音」かを選べます(※完全無音も可能)。この機能は重要でファインダーを覗いている時でも音で水平位置を教えてくれます。動作確認用の電池(CR1220x2個)も付属しており、商品到着から使用可能です。

液晶ファインダーを使っての撮影がメインであれば、水平調整時にビープ音のでない姉妹製品「Action Level」もあります。

[ベルボン デジタル水準器 Action Level]
http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevel.pdf

Action Level Soundの使い勝手ですが良い感じです。

  • 製品が軽量コンパクトなので常時装備していても気にならない
    (重さ:5g ※電池を含まない)
  • 市販の気泡管水準器と比較しても性能差はない
  • 水準器精度の調整が可能 (5段階調整)

いつものように改善して貰いたい点も書いておきます。

  • 電源ボタンはもう少し大きくても良かったのでは? (プッシュ式が理想)
  • 自動電源OFF機能(完全停止)がない
    ※補足: 20分間 静止状態であれば「パワーオフ」は働きます。
  • ビープ音の音量調節がない

そそ、Action Levelシリーズはいわゆる「汎用シュー」の設計なので、私の様にソニーαシリーズをお使いの方は「シュー形状を変換」する必要があります。外付けフラッシュを使わないのであれば以下のような製品で代用可能です。

[ユーエヌ ソニーα用変換シュー UNX-8519]
http://www.un-ltd.co.jp/products/new/index.html#85199
Sashoe

変換シューを使っても内蔵フラッシュには干渉しないので心配ありません。

ソニー α55のようにファインダー内に水準器が搭載されているのが理想ですが、手持ちのα380のように水準器のないカメラでは後付するしかありません。

気泡管水準器は「バッテリー要らず」なのが良いところですが、ファインダーを覗き込みながら水平を取ることは難しく(三脚前提?)、手持ち撮影でも気軽に水平出しが出来るのはデジタル式ならではの魅力と思います。

追加情報ですが、 左右・上下2軸に対応したデジタル水準器がベルボンからリリースされています。興味のある方はどうぞ~

[ベルボン デジタル水準器 Action Level Cross]
http://www.velbon.com/jp/catalog/digital/actionlevelcross.html
S51sald6ijll

2011年1月17日 (月)

ポータブルアンプ Fiio E7を使ってみた。(4)

今回は「MDR-EX1000購入」から始まった音質へのこだわりが、「ポータブルアンプ購入」までに到りました。ポータブルアンプを手に入れて全てが万全な状態かというとそうでもありません。音質向上を手に入れた代わりに失ったものもあります。

失ったものとは「手軽さ」と「操作性」です。

iPhoneで音質を求めるなら Fiio E7をDockコネクタ接続して持ち運ぶことになると思います。ただ、iPhoneは「オーディオプレイヤー」としての役割だけでなく、「電話」「ブラウザ」「メール」など別の用途でも利用しています。突然 iPhoneへ電話がかかって来た時に Fiio E7がぶら下がっていると邪魔ですね。

操作性の面でも、手元で「再生/停止」「ボリューム調整」などの操作が行えないのが不便です。特に電車に乗っている時など曲によっては微妙にボリュームの上げ下げをしたい時もありますし、たまにはスキップ or リピート再生したい時もありますよね?

苦肉の策ですが「手軽さ」と「操作性」を確保するため電車内に限り、
 「iPhone + MW600(Bluetooth) + Fiio E7 + MDR-EX1000」
という構成でリスニングしています。

この構成では、MDR-EX1000を MW600へ直接接続した時より Fiio E7を経由させた方がマシな音はします。ただ、MW600のアンプ性能に左右され、Bluetooth接続による音質低下も伴って思うような音は期待できません(本末転倒)。

ま、上記のようなことは Fiio E7に限らずポータブルアンプ全般にある問題だと思います。理想を言えば iPhoneや MW600の内蔵アンプが高出力であれば良かったのですが、製品サイズや消費電力の兼ね合いがあるものと想像します。

もっともオーディオ好きの方ならある程度 割り切って使っておられるのだと思いますが、個人的に不自由に感じているところなので、もう少し利便性を上げられないのか模索中です。

最後にFiio E7ならではの魅力に触れておくと

  1. iPad との USB DAC接続
    iPadであれば「Apple iPad Camera Connection Kit」を使って Fiio E7と USB DAC接続できるようです。USB DACであれば低コストで高音質化できるので普及して欲しいですね。いつかは iPhoneにも USB DACが使えると嬉しいのですが、、、
    Sfiio20e720with20ipad
  2. 専用ドック Fiio E9との接続
    Fiio E7は同社製品のデスクトップ用ヘッドフォンアンプ「Fiio E9」と接続が可能です。Fiio E9に Fiio E7を接続することで USB DACが使えるようになるとのこと。自宅で Fiio E7をノートPCへ繋ぎ換えていた人(自分など)は利便性を感じるかも知れません。
  3. [Fiio E9]
    http://www.oyaide.com/fiio/Products/e9.html
    Sfiioe91

    ポータブルアンプなのにシステムアップできるのはいいですねw

上述しましたが「操作性を維持しながらポータブルアンプ」を使用した方法(ベストリスニング)がありましたら、別途記事にしたいと思います。

まとめになりますが、私と同じように、これから「ポータブルアンプ始めてみようかな~」と思っている方には、音質+コストパフォーマンス面で Fiio E7は良い製品と思います。特に低音に物足りなさを感じている方にはオススメです。(*゚▽゚)ノ

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2011年1月14日 (金)

ポータブルアンプ Fiio E7を使ってみた。(3)

Fiio E7レビュー「機能」+「使い心地」について書きたいと思います。 (Fiio E7導入の経緯はこちら)

Sfiioe7back

Fiio E7は価格の割に多機能です。イコライザーによるBASS BOOSTや USB DAC搭載など価格(1万円程度)を考えれば頑張ったなぁという感じです。

多機能ぶりが目立つ Fiio E7ですが、謎な仕様の部分もあり、、、

  • ヘッドフォン出力が2系統
  • BASS BOOST 3段階目はイコライザーの効きが強烈で使えない
  • フロントパネルの有機ELディスプレイは常時点灯 (減光もナシ)

ま、「2系統のヘッドフォン出力」は複数のイヤフォンを繋ぎ換えなくて済むので、レビュー記事を作成する上で助かりましたがw

あと、不満とまでは言いませんが細かい部分で改善して欲しかった点もあります。

  • 「スリープタイマー機能(電源OFF)」を常時ONに設定できない
    使用する都度、タイマー(時間)を設定しないといけない。この仕様だと結局 切り忘れを防止できないような気が。。。
  • ボリューム・リミッター機能は制限アリ
    大音量から耳を守るボリューム・リミッター機能は指定できるボリューム値が何故か「10」固定。ボリューム・リミッター値を任意に設定できない。(Fiio E7のボリューム値は0~60段階まであるのに、、、)
  • 有機ELディスプレイの減光 or スリープ機能がない
    消費電力の意味でも実装して良かったのでは?いつもワイシャツのポケットで煌々と光っていますw

オヤイデ社のページには明記されていませんが、『連続稼働時間:最大80時間』は賞賛に値します(有機ELディスプレイがつきっぱなしにも関わらずw)。

最大80時間のため Fiio E7を一日 4時間 x 20日間 使っても稼働し続けるハズですが、自宅ではほぼ毎日ノートPCと接続(充電)することもあって「バッテリー切れ」を目にしたことはありません。

ない物ねだりかも知れませんが、連続稼働 20~40時間ぐらいにして、Fiio E7のボディサイズをもう少しコンパクトに出来れば良かったですね。(半分ぐらいに)

付属品も充実しています。

  • シリコンカバー
  • キャリングポーチ (Fiio E7がピッチリ入る大きさ)
  • シリコンバンド
  • 3.5mm ステレオミニケーブル
  • USBケーブル (フェライトコア付き)

Fiio E7と合わせて購入したのは「iPod用オーディオプラグ」ぐらいで、後は付属品でまかなえました。

★次回は Fiio E7の「その他の使用感」について記事にしたいと思います。

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2011年1月12日 (水)

ポータブルアンプ Fiio E7を使ってみた。(2)

Fiio E7のレビュー続編になります。(前編はこちら)

初のポータブルアンプ購入ということで他のアンプと比較することは出来ませんが、Fiio E7を導入する前と後の音の違いについて書いてみようと思います。

[Fiio E7]
http://www.oyaide.com/fiio/Products/e7.html
Sfiioe72

その前にFiio E7からイヤフォンまでの接続方法ですが2パターン試しています。

  1. 【Dockコネクタ接続】
    iPhone 4 + iPod用オーディオプラグ + Fiio E7 + MDR-EX1000
  2. 【USB DAC接続】
    ノートPC + Fiio E7(USB DAC) + MDR-EX1000

文中では特に指定がない限り両パターンで受けた共通の印象になります。

まずは音質についてです。
iPhone 4のヘッドフォン端子へ直接接続した時に感じた中音域の「スカスカ感」は治りました。「濃い味」とまでは言いませんが、音像がシッカリして音に厚みを感じます。

いつものように音域別に説明すると、、、

<高音域>
ほぼ違いを感じない。(最も高い音(最高音)が減衰したような?気のせい??)

<中音域>
スカスカ感の改善を感じた。か細く聞こえたボーカルが厚みを増して安定している。音に粘りと張りを感じる。

<低音域>
ほぼ違いを感じない。(BASS BOOSTを「OFF」で評価)

ただ、Fiio E7の イコライザーで3段階の BASS BOOSTの調整が可能。(OFFを入れれば4段階)

  • BASS BOOST 1段階目
    (OFFと比較しても)一番聴きやすい。曲全体に厚みが出てホッとする感じ(ドンシャリまで行かない)。と思ったらアルバム(ロスレス)によっては高音がキラキラし過ぎかも。。。
  • BASS BOOST 2段階目
    MDR-EX1000では曲全体のバランスを崩してしまいがち。J-POPのリスニングがメインだと楽しめる?スラップベースとドラム音がややクドい。
  • BASS BOOST 3段階目
    低音が強調され過ぎている。使えない。Fiio E7のネタ機能と思われるw

<全体的な印象>
一番気になっていた中音域のスカスカ感が改善された。ただし、音の迫力(緊張感やスピード感)は感じない(悪く言うと漫然と鳴っている感じ)。ま、価格相応の音質といえばその通り。

ノートPC+Fiio E7(USB DAC接続)の方が音の歪みも少なく良い感じ。音の立ち上がり早くなった印象(スピード感とは違う)。

あと、繋ぎ方として
 「iPhoneヘッドフォン端子 + Fiio E7 + MDR-EX1000」
という方法もあるが、音に霧や霞がかかった状態となりクリアー感がない。iPhoneであれば内蔵アンプを経由しないDockコネクタでの接続が良い。(ほぼ必須)

もし「ポータブルアンプは必要か?」との問いがあればMDR-EX1000では必須』という感じです。MDR-EX1000のように再生周波数帯が広く、表現力も豊かなイヤフォンの能力を引き出そうと思えばポータブルアンプは必要ですね。明らかに iPhoneの内蔵アンプでは力不足です。

★次回は「機能」や「使い心地」について記事にしたいと思います。

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2011年1月11日 (火)

ポータブルアンプ Fiio E7を使ってみた。

前回の記事でソニー MDR-EX1000を紹介しました。
MDR-EX1000を直接 iPhoneヘッドフォン端子へ接続して曲を聴いてみるとビックリ!音がスカスカでしたw 今度は MDR-EX1000をノートPCへつなぎ替えて、同じ曲を聴いてみるとシッカリ鳴っています。

、、、ということは「アンプ」に起因しているのは明らかです。

今まで手持ちのイヤフォン+iPhoneをプレイヤーとして使った場合でも、外部アンプが必要と感じるシチュエーションはありませんでした。ところが MDR-EX1000でリスニングすると「音像が薄く」「か弱く鳴いている」感じを受けました。

ボリュームを上げれば多少聞けるようにはなるのですが、中音域の「スカスカ」は相変わらずで、中音域以外が余計にやかましく感じるだけでした。

iPhoneに接続出来るアンプは各社から色々なタイプが販売されていますが、今回はFiiO社の『Fiio E7』を選んでみました。(日本ではオヤイデ電気が販売)

[Fiio E7]
http://www.oyaide.com/fiio/Products/e7.html
Sfiioe71

初のポータブルアンプ購入だったのでネットで色々な情報を集めてみたところ、Fiio E7の対抗馬となったのは下記の3機種でした。

[iBasso T3 Hj]
http://www.hibino-intersound.co.jp
/ibasso_audio/1942.html

St3hj
[Fiio E5]
http://www.oyaide.com/fiio
/Products/E5.html

Sfiioe5
[i.fuzen HP-1]
http://www.ifuzen.com/
Shp1_3

ポータブルアンプに求めるものとしては、、、

  • 明確に音質が向上すること。
  • (製品に満足できず)iPhoneで使わなくなったら、ノートPCに接続できることw
  • あまりボディサイズが大きくならないこと。(ワイシャツのポケットに入る大きさ)

アンプは毎日使うものなので「製品に不満を抱えたまま使い続ける=ストレス」と直結します。それに購入してすぐにお蔵入りしたらモッタイナイですし、使わなくなった時の嫁ぎ先は重要になりますw

まず、音質+携帯性の面で「iBasso T3 Hj」に強く惹かれました。ただ、ボリュームダイヤルを長期間使っていると遊びが出て「ユルユル」しそうなのと、音量を変えた時に「ガリガリ」音を立てそうなのが気になりました。(気にしすぎ?)

あと、T3 HjはUSB充電に対応していますが、専用のUSBケーブルが必要なようです。専用USBケーブルを持ち歩くのは面倒なので、汎用USBケーブルが使えることが望ましいです。

「Fiio E5」は携帯性で他の製品の群を抜いていますが、肝心の音質の面で賛否両論のようです。実際にFiio E5を使ったことがないので真偽の程は不明ですが、Webを見ていると「無いよりマシ」という意見もありました。(キビしいなぁ~)

iPhone 4に直接接続する「i.fuzen HP-1」は持ち物の数が減るので助かるのですが、ノートPCに接続できないのでパスしました。(そもそも2011/1/11現在も在庫切れ)。

上記機種との比較で一番不満が少なかったのが Fiio E7でした。
Fiio E7で魅力に感じたところは下記になります。

  • ボリュームはデジタル式ボリュームなので「ユルユル」「ガリガリ」することはないと思われる。
  • USB DACに対応しており、Fiio E7と Windows/Mac端末から「USBオーディオデバイス」として認識できる。(PC端末からアンプ(Fiio E7)までデジタル信号でやり取りするので、ノイズの影響を受けない)
  • USB充電可能 (ミニUSB Bコネクタ)
  • 最終ボリュームの値を記憶 or  大音量から耳を守るボリューム・リミッター機能

もっとも Fiio E7は音質+携帯性の面で一番 中途半端なポジションとも言えるので、この辺りは自分で使って評価してみないと何ともですね。ということで amazon.co.jpでポチッとw

★次回は Fiio E7の「音質」や「使い心地」を記事にしたいと思います。

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2011年1月 7日 (金)

密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX1000を使ってみた。

巷で評判のソニー製イヤフォン「MDR-EX1000」を購入しました。
2011年1月5日現在、多くの店舗で MDR-EX1000は在庫ナシの状態が続いていますが、運良く手に入れることが出来ましたのでレビューしたいと思います。

[Sony MDR-EX1000]
(公式ページ) icon
Smdrex1000

<製品仕様>
型式 密閉ダイナミック型、ドライバーユニット 16mm、ドーム型、感度 108 dB/mW、再生周波数帯域  3~30,000 Hz、インピーダンス 32 Ω、最大入力 200 mW、コード長 1.2m/0.6m 7N-OFCリッツ線、コードタイプ Y型 着脱式、入力プラグ 金メッキL型ステレオミニプラグ(1.2m コード)、金メッキステレオミニプラグ(0.6m コード)、質量 約8g

当初は高額(定価6万、実勢4万)だったので購入するつもりはなかったのですが、ネットでかなりの高評価だったので気になっていました。

その後も MDR-EX1000の情報を集めるにつれ、日増しに物欲が抑えられなくなり、とにかく「自分の耳でシッカリ聴いてみたい!」と思い勇気を出して購入です。ソニーの「EXモニターシリーズ最高位モデル」であると同時に、過去に購入したヘッドフォンの最高額になりましたw

MDR-EX1000開梱レポートや性能については他のサイトに詳しく載っていますので割愛しますが、自分なりに MDR-EX1000を通して音楽を聴いた感想などを書いてみたいと思います。

(1)音質
直前まで使っていたイヤフォンはデジタルノイズキャンセラ搭載の MDR-NC300Dなので、MDR-EX1000と単純な比較は行えませんが今回の評価(レビュー)の基準とさせて貰います。

製品レビューに使った曲は日頃からリスニングする機会の多い J-POPやクラシック(オーケストラ)を聴いた時の印象になります。

<MDR-EX1000レビューの前提条件>
  • 強制的なエージングは行っていません。
  • 通常のリスニングで約30時間程度経過した状態
  • 音楽は iTunesでエンコードしたロスレスオーディオ or AACファイル(256kbps)
  • プレイヤーは iPhoneおよび PC端末の iTunesを利用

<高音域>
密閉型とは思えない非常に抜けのいい音。楽曲に依っては高音がややヒステリックに聞こえなくもないが、高音域の限界まで表現しようとする姿勢とも取れる。

購入直後は高音域が強調して耳に入ってくる感じがした。サ行が耳に刺さる感じ。ひと通り(40曲ぐらい?)音楽を聴いた後、再度、同じ曲を聴いたら「サ行」はだいぶまろやかになった。自分の耳が慣れたのか?エージングが進んだのかは不明??

トランペットやストリングスの音など「ツヤと張り」を残しつつ、音が途切れることなくどこまでも伸びていく感じ。

<中音域>
パッと聴く分には MDR-NC300Dと違いはそれほど感じない。ただし分解能は素晴らしい。
小田和正の「言葉に出来ない」など、息づかいはモチロンのこと、自分がレコーディングに立ち会っているかの錯覚を覚える。心地よい明瞭感。

モニター特性の強いヘッドフォンを聴いたことがなければ、ボーカルがか細く聞こえる場合あり。(普通のヘッドフォンは聴き心地がいいような"演出"が入っているが、MDR-EX1000はそのような演出はない。)

いい意味で音にしつこさはなく、丁寧に淡々と鳴っている感じ。

<低音域>
「ソニーはドンシャリ」という定説?を打ち破る低音域。(というか最近のソニーはドンシャリ感は薄め)

「低音」を光に映し出された「影」と表現するならば、MDR-EX1000はその影の濃淡を精細に表現するタイプ。サブウーファーの地響きがするような低音は控えめで、もっと中音域に近いところで音楽全体に厚みを出すのに貢献しているように感じる。

当初はMDR-EX1000の低音に少し物足りなさを感じたが、今まで使っていたイヤフォン(MDR-NC300D他)に付け替えてみると「こもった低音がドスドス」鳴っているだけのように聞こえる。

低音に物足りなさを感じたMDR-EX1000は、実は元ソースを忠実に再現(再生)していた事に気づかされる。

<全体的な印象>
MDR-EX1000は「音のまろやかさ」「音の張り」「音の分解能」を高次元でバランスしているところが特徴と言える。

本来「張り」と「まろやかさ」は音の表現として背反しやすいが、MDR-EX1000では上手く両立されている。新素材『液晶ポリマーフィルム振動板』のお蔭かも知れない。

「音の分解能」に関しては、コンガの音などが判りやすい。リズムを刻む音が小気味よく聞こえる。一音一音が分離している感じ。音離れがよい。

(2)使い勝手
イヤフォンの着け心地がよく、長時間(3hぐらい)のリスニングにも耳が疲れない(イヤフォン本体も軽い)。耳の裏を通す方式は、素早い装着に多少の慣れは必要ですが、不快な感じはなくコード擦れの音も拾いにくいのでメリットは十分にあります。

MDR-EX1000の価格帯だと「SHURE SE535」や「SENNHEISER IE8」などが引き合いに出されると思います(実際に自分も悩んだw)。下記の impress AV Watchの記事を読んで MDR-EX1000にしました。

[「MDR-EX1000」他、ソニー新イヤフォンシリーズを聴く]
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/np/20101109_405463.html

使用頻度の高い電車内での使用感についても書いておきますね。

MDR-EX1000ホームページには「アウトドアで理想的なリスニング環境を提供」とありますが、過度の期待は禁物ですw

イヤーピース内にウレタンを仕込んだ「ノイズアイソレーションイヤーピース」ですが、多少の効果は体感できます。ですが電車などノイズが多い場所では遮音性もそれなりです。「ノイズアイソレーションイヤーピース」を着けていても、遠慮なく騒音が耳の中に入ってきますw

Sy_mdrex1000_009 

騒音と混ざりながらでも MDR-EX1000の抜けの良い高音などを感じることは出来ますが、周りへの音漏れを配慮すると音量も上げられません。電車内リスニングがメインであれば、遮音性能の高い MDR-NC300Dが良い感じです。音楽への没入感が違います。

MDR-EX1000購入前から判っていたこととは言え、ヘッドフォンにも適材適所な使い方が必要と思われます。(それでもあえて MDR-EX1000でリスニングする価値はあると思います。ただ、本来の力を発揮できないのでモッタイナイですね。。。)

(3)まとめ
久々に妥協のない製品に触れることが出来ました。
そして「本気を出せばソニーは凄いんだぞ」ということを思い出させてくれました。MDR-EX1000で培ったノウハウを廉価版モデルにも伝播できるようになると、ソニーはもっと市民権を得るのに。。。

価格は高いですが、MDR-EX1000は素晴らしいヘッドフォンです。
驚きなのが 約30時間経った今も MDR-EX1000は進化を続けており、日々良い音へと変化しています。MDR-EX1000の成長を愉しむ要素を考慮すれば、手頃な価格のヘッドフォンを渡り歩くより、トータルでお買い得かも知れません。

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2011年1月 6日 (木)

Bluetoothワイヤレスレシーバー MW600を使ってみた。(2)

さて、本題の「Sony Ericsson MW600」ですが、結論から言うと「買って損なし!」といった感じですw
Smw6003

そもそもソニーエリクソン(本国)のデザインって好きなんですよね~
例えば日本では未発売の「ウォークマン携帯」を紹介すると、、、

[Sony Ericsson W302]
http://www.sonyericsson.com/cws
/products/mobilephones/overview
/w302?cc=gb&lc=en#view=overview

Sw302
[Sony Ericsson W902]
http://www.sonyericsson.com/cws
/products/mobilephones/overview
/w902?cc=gb&lc=en#view=overview

Sw902

上記の携帯電話などは個人的にかなり好みのデザインです。
日本のソニーエリクソンもこのセンスが欲しいですw

ソニーは auとタッグを組んでいるので、auの通信方式(CDMA2000等)と違うW-CDMA方式の携帯はそのまま持ってこられない事情があるのかも。(販売に踏み切ったドコモXPERIAは例外??)

さてさて、脱線しましたが MW600の話ですw
この手の商品は他の製品と比較しても機能に大きな差はないので、デザインや好みで選んでいいと思います。

MW600で気に入っているところは

有機ELディスプレイがデザイン+視認性の面でも○
本体(MW600)とクリップが一体型であるためデザインも良く、使い勝手も良い。
(DRC-BT15の時はクリップが別付けで、やや分厚くモッサリとした感じだった)
操作系(ボリューム・再生/停止)やクリップは滑り止め(ゴム系?)の加工
マルチペアリング機能
microUSB端子で充電可能
[リトラクタブル USBケーブル(Micro-USB Bタイプ)]
http://www.miyavix.co.jp/product/miyavix/retractcable_micro_usb/index.html
S21ahmkhibul

不公平がないように悪いところ(改善要望)も書いておきますね。

タッチコントロールセンサー(タッチ式スライドボリューム)
デザイン面で貢献しているものの、細かいボリュームの上げ下げが出来ないのは不便。ある程度は慣れで操作できるようになるが、ボタン操作を超えるUIとも思えない。
誤操作防止ロックがない。(簡易ロック)
操作ボタン&タッチコントロールセンサーの操作をロックするすべがありません。
つい手がスライドボリュームに触れてボリュームが変わってしまうことがあります。

他ではあまり紹介されていませんが、Bluetoothの転送遅延を極力減らす「ゲームモード」などの機能もあります。(使ったことはないので何ともですがw)

あと、MW600自体の問題ではありませんが各ベンダーへ改善して貰いたい点もあります。

iPhoneとペアリングした際に有機ELディスプレイに曲目が表示されない。
(ウォークマン等ソニー製品であれば表示可能)
Microsoft社 Windows 7とペアリングするとドライバーが不完全にインストールされる。
リスニングや操作に関しては問題はないものの気持ち悪い。ソニーエリクソンはドライバーを提供すべき!
Scapture

最後に音について書いておきますね。

DRC-BT15と比べて音域&音圧ともレベルアップした印象がありました。
ただ、DRC-BT15は2年間の使用でバッテリーがヘタり始めており、正確な比較は出来ません。(プラシーボの可能性も??)

そそ、「付属ヘッドフォン」「FMラジオ」「通話機能」「ゲームモード」は常用していないのでレビューは行えません。あしからず。。。 機会があれば記事にしたいと思います。

MW600は製品として丁寧に作られており好感が持てます。
Bluetoothレシーバーは各社から多様な製品がリリースされていますが、その中でもMW600はオススメできる商品だと思います。

[最初から読む]

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