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2011年5月

2011年5月25日 (水)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(5)

今回は NW-A857の「周辺機器」についてです。

まずはNW-A857購入と同時に手に入れた周辺機器の紹介をしたいと思います。

(1)NW-A840/A850専用シリコンケース
頻繁に画面を確認したりボタン操作することが予想されたので表面カバーのないシリコンケースにしました。同じように表面カバーのないクリアケース(CKH-NWA840)もあったのですが、ケースの厚みが気になったのでシリコンケースにしました。

[NW-A840/A850専用シリコンケース -- CKM-NWA840]
(公式ページ) icon
Sckmnwa840

素材にシリコンを使っているので手に馴染みやすく滑りにくいのがいいです。画像ではわかりにくいですが、「再生/停止ボタン」「ボリューム上」に突起が設けてあり、カバンの中でも手探りで操作できるようになっています。

少し残念なのは「WMポート側(底辺)」までカバーされていないことですね。NW-A857をうっかりアスファルトの上に落としたらカバーのない底だけにキズが入ってしまいました。他にはシリコンの厚みで「HOLDボタン」がスライドさせにくいのは改善して欲しいですね。

ちなみに専用シリコンケースを買うと「液晶保護シート」が付属しているので、液晶保護シートも購入予定の人にはお得感があります。

(2)オーディオトランスミッター
WMポート専用のBluetoothオーディオトランスミッターになります。トランスミッターの電力はウォークマン側から得るタイプなのでとてもコンパクトな製品です。(電源不要)

[オーディオトランスミッター -- WLA-NWB1]
(公式ページ) icon
Swlanwb1

過去にレビューした製品とペアリングしてみましたが問題なく接続することが出来ました。

  • 防滴 Bluetoothワイヤレススピーカー ASP-BT15N  (過去記事)
  • Bluetoothワイヤレスレシーバー MW600  (過去記事)

MW600を使っていて残念だったのはMW600の「曲名」や「アーティスト名」表示に非対応なことでしょうか。同じソニー製品(厳密にはソニーエリクソンですが)なので、対応して欲しいですね。

あと、WLA-NWB1には「端子キャップ」が付属していません。別製品ですがウォークマン対応の小型スピーカー(SRS-NWT10M)には端子キャップが付いています。持ち運びのことを考えると端子キャップは用意して貰いたかったです。

[ミニスピーカー -- SRS-NWT10M]
(公式ページ) icon
Ssrsnwt10m_w

つづいて「あったら便利な周辺機器」を紹介しますね。(未購入品)

(1)AC電源アダプター
NW-A857は「AC電源アダプター」は同梱されていません。その代わりパソコン等からUSB充電できるように「WMポート用USBケーブル」が1本付属しています。

外出先などでウォークマン(NW-A857)を充電したい時は「AC電源アダプタ(AC-NWUM60)」の準備をお忘れなく。

[AC電源アダプター -- AC-NWUM60]
(公式ページ) icon
Sacnwum60

余談ですが iPhoneに付属のAC電源アダプターでも充電はできます。そのため他製品のUSB系充電器でも利用できそうです。ただし他製品の利用での故障/破損はメーカーの保証外でしょうし純正品を買っておけば安心ですね。

(2)クレードル
携帯機器の定番「クレードル」になります。帰宅してクレードルにウォークマンを立てておくクセを付けておけばバッテリー切れの心配も軽減できます。

[クレードル -- BCR-NWU7]
(公式ページ) icon
Sbcrnwu7_3

このクレードルが良く出来ていると思うのは「充電スタンド」としての機能だけでなく、「ラインアウト(音声出力)」「PC同期」の機能を兼ね備えていることです。

iPodに対応した豊富なアクセサリー群と比べるとウォークマン対応製品は少ないですが、メーカーが同クレードルのように秀逸な製品をリリースしてくれると一騎当千な感じがします。

そそ、注意点としてはクレードル(BCR-NWU7)にはAC電源アダプターが付属されており、上記でご紹介した AC-NWUM60と重複購入しないようにご注意ください。

★次回はNW-A857の「まとめ」を記事にしたいと思います。

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2011年5月18日 (水)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(4)

前回に引き続き NW-A857の「機能面(2)」になります。

(5)DSEE (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
ソニーの公式サイトによると、DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)は「圧縮により失われがちな高音域をクリアに再現」する技術のようです。

DSEEをONにすると原盤やロスレスの高音域の伸びに適わないまでも、原盤を彷彿とさせる高音域の再現力があります。

例えば、ボーカル域がメインとなるポップやロック等では「高音域カット」は気になりにくいですが、間奏のギターソロなどでは高音域の「伸びや張り」に不足を感じることはあります。そんな時にDSEEをONにしておくと聴き応えが良くなります。

特にiTunesから転送してきたAACファイルを再生させると、その違いは明確で「原盤から何が失われたか」想像することも出来ます。

DSEE機能のフィーリングは「高音域カットにより失われた部分を再現しているのではなく、データとして残っている音の倍音を鳴らしている」感じがします。(技術的には違うかも知れません。個人的な感想です。)

それでは圧縮による高音域カットがない「ロスレス(ATRAC Advanced Lossless)」では、DSEEがどういう動作をするか不明だったのでソニーのサポート窓口へ問い合わせてみました。

ソニーからの回答は
『DSEEは圧縮で取り除かれた高音域を補完することを目的とした機能となっております。そのため、ATRAC Advanced Losslessは、圧縮による高音域の損失はありませんので、自動的に処理がOFFになります。』とのことでした。

そのため、ウォークマン内でAACとロスレスが同居する環境であれば、DSEEは ONで問題はなさそうです。

(6)歌詞ピタ (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
「歌詞ピタ」は歌詞を表示してくれる機能です。iPod等の音楽プレイヤーにも歌詞表示機能はありますが「曲に合わせて」というところが良いです。

Snwa850_018
※曲に合わせて歌詞表示することでカラオケ風なことが出来ます。流れる歌詞を見ていると、つい歌を口ずさみたくなりますねw

歌詞ピタはダウンロードコンテンツの形式になっており、x-アプリ経由で歌詞をダウンロードします。最初はお試し期間ということで「2年間使い放題」できるID(※1)が発行されます。(2年後は曲数に応じて課金)

※1: 「2年間使い放題」の権利を得るには、購入したウォークマンをソニーのサイトでユーザ登録する必要があります。

歌詞ピタの注意点は「対応機種のウォークマン」が必要ということです。

対応機種: S740,S640,S740K,S640K,A840,A850,S750,S750K,E050,E050Kの各シリーズ (2010年10月現在)

残念なのが歌詞ダウンロードまでのユーザインターフェース(UI)がダメですね。

  • 一回の「歌詞検索」は30曲まで (アルバム単位や複数回の実行は可能)
  • 歌詞ダウンロード完了までのクリック数(画面遷移)が多い
  • 「2年間使い放題コース」の申込みが方法が複雑
  • 有料サービスなのに画面広告が多すぎる

自分専用のパソコンを持っていないような若年層でも気軽に歌詞をダウンロードできるサービスでないと面白くないですね。それとヘビーユーザへの配慮も必要です。

いいサービスなのでもっと使い勝手を良くして貰いたいですね。音楽CDをエンコードしたら同時に歌詞が自動ダウンロードされるぐらいの気持ちが欲しいと思います。

あと、歌詞ピタに関連してNW-A857には「カラオケ」モードと呼ばれる機能も搭載されています。(下記)

  • ボーカルキャンセル
  • キーコントロール
  • TVに歌詞表示

残念ながら「カラオケ」モードは使ったことがないので、今回のレビューからは割愛いたします。

(7)その他の機能
上記で紹介した機能の他にも便利な機能があります。
ただ、こちらも評価できるほど使用していないのでレビューは割愛いたします。

  • ビデオ(動画)
  • 写真
  • FMラジオ
  • ポッドキャスト

※機会があれば、いつかレビューに加えたいと思います。

★次回は「周辺機器」について記事にしたいと思います。

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2011年5月10日 (火)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(3)

今回の記事はNW-A857の「機能面」についてです。

メモリータイプのウォークマンは初でしたが、昔のウォークマンにはなかった多くの高音質化技術が搭載されています。今回はNW-A857に使われている高音質化技術の簡単な説明と使用感を書きたいと思います。一部の機能を除いて Sシリーズや Eシリーズにも対応しています。

(1)フルデジタルアンプ S-Master  (A850シリーズのみ)
全音域で歪みの少ないエッジの効いた音が愉しめます。アナログアンプが持つ「緩やかさ」や「まろやかさ」などはありません。その分「曖昧さ」のないシャープな音が印象に残ります。

S-Masterの効果を確かめるために、NW-A85を外付けのポータブルアンプ(Fiio E7)と接続してみました。アンプの素性をみたいので NW-A857のWMポートには「Fiio L5」を接続して内蔵アンプをバイパスするようにしました。

[Fiio L5 -- SONY製WM専用ドックケーブル]
http://www.oyaide.com/fiio/Products/l5l50.html

Sfiiol5

感想は『下手なポータブルアンプを接続するぐらいなら、標準搭載の S-Masterで充分』という結果になりました。(NW-A857 + Fiio L5 + Fiio E7の構成)

前回のiPhone + Fiio E7との比較記事でも書きましたが、Fiio E7を経由することで「高音の抜けが悪く」「中音域の音の立ち上がりの遅さ」が気になります。(iPhone + Fiio E7の組み合わせより高音の抜けはマシですが、、、)

唯一?Fiio E7を接続して感じたメリットは「中音域のパワー感」でしょうか。オーケストラではブラスなどが豊かな音を奏でていました。それでもS-Masterの音と比べると「NW-A857単体(S-Master)で充分」と思わせるものがあります。

もっとも、手元にあるポータブルアンプは Fiio E7のみなので他のポータルアンプでは違う結果になるかも知れません。その点はご了承ください。

(2)デジタルノイズキャンセリング  (A850シリーズ、S750シリーズ)
ソニーは MDR-NC300Dのように外付けノイズキャンセリング・ヘッドフォンを複数発売していますが、NW-A857ではノイズキャンセリング機能を薄型ボディの中に内蔵しています。ノイズキャンセリングの利用には「付属ヘッドフォン」が必要です。

「周囲の騒音を約98.0%低減」する効果を持っています。MDR-NC300D記事でも触れましたが、約98.0%という値は「ほぼ無音」を意味するわけではありません。それなりに周りの音は聞こえて来ます。

ただ、騒音を完全に遮蔽できないから機能としてダメという訳ではありません。電車内など騒音があふれている場所でのリスニングでは音楽への「没入感」が違います。騒音をピシャッと占めだしてくれます。

NW-A857では「騒音環境」に応じて3モード(電車・バス/航空機/室内)設定変更できます。惜しむらくは MDR-NC300Dに搭載されていた「フルオートAI ノイズキャンセリング機能(※1)」があれば良かったですね。

※1: ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択。

NW-A857のデジタルノイズキャンセリング機能を ON/OFFして効果を確認してみましたが、キャンセリングON時は「高音域の伸びが少し減衰」した感じを受けました。もっとも周りは騒音があるわけで、実際には減衰はあまり気にならないと思います。

(3)クリアステレオ  (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
ステレオ左右でそれぞれ漏れあっている音をより独立させる技術のようです。機能のニュアンスは分かるのですが、公式サイトにも技術内容を示したページがないので詳細は不明です。

クリアステレオON/OFFの違いですが、ON時の方が音の広がりが良い感じがします。感覚的にはプリンターの「四辺フチなし印刷」の有無ぐらいの差でしょうか。ON/OFFで劇的な変化は感じませんが、そういえば少し広くなったかな?という感じです。

(4)クリアベース  (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
上記のクリアステレオと同様に技術的な詳細は不明です。ソニー公式サイトには「音量を上げても、ひずみのないメリハリのある重低音を再生。ジャズのベース音などを力強く再生します。」との記載があります。

NW-A857ではクリアベースをON/OFF切替えが出来ないので、その効果のみを判定することは出来ません。また、ひずみの無さやメリハリへの貢献は S-Masterでも行われており、比較のしようがありません。

強いてクリアベースの効果をあげるならば、EQ(イコライザ)で低音寄りの設定を行っても、確かに「音割れ」や「ひずみ」のような破綻はなかったように思います。

★次回は「機能面(2)」と「周辺機器」について記事にしたいと思います。

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[★SONYウォークマン関連記事]

2011年5月 4日 (水)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(2)

さて、ウォークマン NW-A857の「音質」についてです。今まで使っていたiPhone(iPod機能)との比較になります。比較を行う前に「前提条件」を提示しておきますね。

Sanwa850_b
SONY Walkman NW-A857

(1)前提条件

<レビュー対象>
    NW-A857 + MDR-EX1000

  • iTunes AACファイル(256kbps)
  • 音楽設定は「EQ:オフ」「DSEE(高音域補完):オン」「VPT(サラウンド):オフ」「クリアステレオ:オン」

<比較対象>
    iPhone 4 + Fiio E7 + MDR-EX1000

  • iTunes AACファイル(256kbps)
  • プレイヤーは iPhoneの iPod機能を利用
  • 音楽設定はiPhone側「EQ:オフ」、Fiio E7側「EQ(BASS BOOST):0~1」

どちらもヘッドフォンはソニー製MDR-EX1000(※1)を使用します(NW-A857付属のヘッドフォンについては次回以降に記事にします)。iPhoneでポータブルアンプ Fiio E7(※2)を接続している経緯については過去記事をご確認ください。

※1: ヘッドフォン「MDR-EX1000」記事はこちら
※2: ポータブルアンプ 「Fiio E7」記事はこちら

使用曲はリスニングする機会の多い J-POPやクラシック(オーケストラ)を聴いた時の印象になります。

NW-A857とiPhoneとを聞き比べしやすいように、同じ音楽データ「iTunesでエンコードした AACファイル」を使っています。前回も紹介しましたが、NW-A857へ iTunesの AACファイル転送には「ドラッグ&ドロップ機能」を使用しています。(ロスレスオーディオでの比較については後述)

(2)音域別の比較
いつものように音域に分けて説明します。

<高音域>
NW-A857で再生して第一声に違いがわかるのが高音域。同じAACファイルとは思えない高音域のクリアーな音。音質の差は「圧縮されて失われた高音域を復元する技術(DSEE)」のお陰かと思ったが、DSEEの ON/OFFに関係なく精細な音。高音域は特に D/A変換の質の違いを感じる。

例えば、J-POPなどボーカルの裏でエレキギターが伴奏を入れている場面では、iPhoneだとギターのフレーズが途切れがちに聞こえる(=高音域の成分が失われている)のに対して、NW-A857では途切れることがない。むしろエレキの旋律がしっかり識別できるぐらい明確。

<中音域>
さすがに iPhone + Fiio E7(ポータブルアンプ)の組み合わせに比べると中音域の豊かさはやや分が悪い。かと言ってNW-A857の音が痩せこけているわけではなく、必要かつ十分なパワーはある。

むしろFiio E7は「力技」で「大味」な印象を受け、NW-A857の方が細部まで手の込んだ芸を見ている感じ。NW-A857ではちゃんと「スピード」も「迫力」も感じる。

予想外だったのが電車の中でのリスニング。中音域で iPhone + Fiio E7に比べ分が悪いはずの NW-A857の方がしっかり鳴っている(= 聴き心地が良い)のには驚き。総合力の勝利か?

<低音域>
NW-A857も Fiio E7も低音域は十分に鳴っている。ただ、Fiio E7ではパワーがある分?音がモッサリしている感じ。NW-A857の方が低音域もシャープ。受ける印象は中音域とほぼ同じ。オーケストラでは NW-A857のコントラバスの深い低音が心地いい。

正直なところ、試聴に使ったヘッドフォン MDR-EX1000の低音特性は「ズン・ドン」系ではなく、中音域に近いところで丁寧に鳴るタイプのヘッドフォンなので低音のみの比較は難しい。

<全体的な印象>
全音域において NW-A857の方がクリアーで透明感のある音。渋みや苦みがないイメージ。NW-A857を聴いた後に iPhone + Fiio E7へ戻ると「くぐもった」感じを受ける。

ロスレス同士(※3)の比較もほぼ上記の印象どおりで、ソースが同じ(ロスレス)でもプレイヤーが違うと印象も変わってくるという当たり前の結果に。前述したとおりNW-A857の高音域の描写力は圧倒的でロスレスの場合だとより明確に違いを感じた。

※3: Appleロスレス オーディオファイルは NW-A857へ「ドラッグ&ドロップ転送」できないので、別途「ATRAC Advanced Lossless」でエンコードを行った。

(3)音質についてのまとめ
MDR-EX1000 + iPhoneで感じた「中音域のスカスカ感」を解消するために Fiio E7を購入しました。その代わり「高音域の減衰(抜けの悪さ)」や「モッサリ感」に目をつぶっていました。

Fiio E7を経由せず MDR-EX1000を iPhoneのヘッドフォン端子へ接続すれば音のシャープさやクリアー感は向上するが、それでは元の木阿弥。。。

今のところ、iPhone + ポータブルアンプ(Fiio E7)よりも、ウォークマン NW-A857の方が総合力は上ですね。今回は特にソニー同士(NW-A857 + MDR-EX1000)ということで相性(調整)も良かったのも一因としてあると思います。

★次回はNW-A857の「機能面」について記事にしたいと思います。

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[★SONYウォークマン関連記事]

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