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2011年5月 4日 (水)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(2)

さて、ウォークマン NW-A857の「音質」についてです。今まで使っていたiPhone(iPod機能)との比較になります。比較を行う前に「前提条件」を提示しておきますね。

Sanwa850_b
SONY Walkman NW-A857

(1)前提条件

<レビュー対象>
    NW-A857 + MDR-EX1000

  • iTunes AACファイル(256kbps)
  • 音楽設定は「EQ:オフ」「DSEE(高音域補完):オン」「VPT(サラウンド):オフ」「クリアステレオ:オン」

<比較対象>
    iPhone 4 + Fiio E7 + MDR-EX1000

  • iTunes AACファイル(256kbps)
  • プレイヤーは iPhoneの iPod機能を利用
  • 音楽設定はiPhone側「EQ:オフ」、Fiio E7側「EQ(BASS BOOST):0~1」

どちらもヘッドフォンはソニー製MDR-EX1000(※1)を使用します(NW-A857付属のヘッドフォンについては次回以降に記事にします)。iPhoneでポータブルアンプ Fiio E7(※2)を接続している経緯については過去記事をご確認ください。

※1: ヘッドフォン「MDR-EX1000」記事はこちら
※2: ポータブルアンプ 「Fiio E7」記事はこちら

使用曲はリスニングする機会の多い J-POPやクラシック(オーケストラ)を聴いた時の印象になります。

NW-A857とiPhoneとを聞き比べしやすいように、同じ音楽データ「iTunesでエンコードした AACファイル」を使っています。前回も紹介しましたが、NW-A857へ iTunesの AACファイル転送には「ドラッグ&ドロップ機能」を使用しています。(ロスレスオーディオでの比較については後述)

(2)音域別の比較
いつものように音域に分けて説明します。

<高音域>
NW-A857で再生して第一声に違いがわかるのが高音域。同じAACファイルとは思えない高音域のクリアーな音。音質の差は「圧縮されて失われた高音域を復元する技術(DSEE)」のお陰かと思ったが、DSEEの ON/OFFに関係なく精細な音。高音域は特に D/A変換の質の違いを感じる。

例えば、J-POPなどボーカルの裏でエレキギターが伴奏を入れている場面では、iPhoneだとギターのフレーズが途切れがちに聞こえる(=高音域の成分が失われている)のに対して、NW-A857では途切れることがない。むしろエレキの旋律がしっかり識別できるぐらい明確。

<中音域>
さすがに iPhone + Fiio E7(ポータブルアンプ)の組み合わせに比べると中音域の豊かさはやや分が悪い。かと言ってNW-A857の音が痩せこけているわけではなく、必要かつ十分なパワーはある。

むしろFiio E7は「力技」で「大味」な印象を受け、NW-A857の方が細部まで手の込んだ芸を見ている感じ。NW-A857ではちゃんと「スピード」も「迫力」も感じる。

予想外だったのが電車の中でのリスニング。中音域で iPhone + Fiio E7に比べ分が悪いはずの NW-A857の方がしっかり鳴っている(= 聴き心地が良い)のには驚き。総合力の勝利か?

<低音域>
NW-A857も Fiio E7も低音域は十分に鳴っている。ただ、Fiio E7ではパワーがある分?音がモッサリしている感じ。NW-A857の方が低音域もシャープ。受ける印象は中音域とほぼ同じ。オーケストラでは NW-A857のコントラバスの深い低音が心地いい。

正直なところ、試聴に使ったヘッドフォン MDR-EX1000の低音特性は「ズン・ドン」系ではなく、中音域に近いところで丁寧に鳴るタイプのヘッドフォンなので低音のみの比較は難しい。

<全体的な印象>
全音域において NW-A857の方がクリアーで透明感のある音。渋みや苦みがないイメージ。NW-A857を聴いた後に iPhone + Fiio E7へ戻ると「くぐもった」感じを受ける。

ロスレス同士(※3)の比較もほぼ上記の印象どおりで、ソースが同じ(ロスレス)でもプレイヤーが違うと印象も変わってくるという当たり前の結果に。前述したとおりNW-A857の高音域の描写力は圧倒的でロスレスの場合だとより明確に違いを感じた。

※3: Appleロスレス オーディオファイルは NW-A857へ「ドラッグ&ドロップ転送」できないので、別途「ATRAC Advanced Lossless」でエンコードを行った。

(3)音質についてのまとめ
MDR-EX1000 + iPhoneで感じた「中音域のスカスカ感」を解消するために Fiio E7を購入しました。その代わり「高音域の減衰(抜けの悪さ)」や「モッサリ感」に目をつぶっていました。

Fiio E7を経由せず MDR-EX1000を iPhoneのヘッドフォン端子へ接続すれば音のシャープさやクリアー感は向上するが、それでは元の木阿弥。。。

今のところ、iPhone + ポータブルアンプ(Fiio E7)よりも、ウォークマン NW-A857の方が総合力は上ですね。今回は特にソニー同士(NW-A857 + MDR-EX1000)ということで相性(調整)も良かったのも一因としてあると思います。

★次回はNW-A857の「機能面」について記事にしたいと思います。

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