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2011年5月10日 (火)

SONY ウォークマン NW-A857を使ってみた。(3)

今回の記事はNW-A857の「機能面」についてです。

メモリータイプのウォークマンは初でしたが、昔のウォークマンにはなかった多くの高音質化技術が搭載されています。今回はNW-A857に使われている高音質化技術の簡単な説明と使用感を書きたいと思います。一部の機能を除いて Sシリーズや Eシリーズにも対応しています。

(1)フルデジタルアンプ S-Master  (A850シリーズのみ)
全音域で歪みの少ないエッジの効いた音が愉しめます。アナログアンプが持つ「緩やかさ」や「まろやかさ」などはありません。その分「曖昧さ」のないシャープな音が印象に残ります。

S-Masterの効果を確かめるために、NW-A85を外付けのポータブルアンプ(Fiio E7)と接続してみました。アンプの素性をみたいので NW-A857のWMポートには「Fiio L5」を接続して内蔵アンプをバイパスするようにしました。

[Fiio L5 -- SONY製WM専用ドックケーブル]
http://www.oyaide.com/fiio/Products/l5l50.html

Sfiiol5

感想は『下手なポータブルアンプを接続するぐらいなら、標準搭載の S-Masterで充分』という結果になりました。(NW-A857 + Fiio L5 + Fiio E7の構成)

前回のiPhone + Fiio E7との比較記事でも書きましたが、Fiio E7を経由することで「高音の抜けが悪く」「中音域の音の立ち上がりの遅さ」が気になります。(iPhone + Fiio E7の組み合わせより高音の抜けはマシですが、、、)

唯一?Fiio E7を接続して感じたメリットは「中音域のパワー感」でしょうか。オーケストラではブラスなどが豊かな音を奏でていました。それでもS-Masterの音と比べると「NW-A857単体(S-Master)で充分」と思わせるものがあります。

もっとも、手元にあるポータブルアンプは Fiio E7のみなので他のポータルアンプでは違う結果になるかも知れません。その点はご了承ください。

(2)デジタルノイズキャンセリング  (A850シリーズ、S750シリーズ)
ソニーは MDR-NC300Dのように外付けノイズキャンセリング・ヘッドフォンを複数発売していますが、NW-A857ではノイズキャンセリング機能を薄型ボディの中に内蔵しています。ノイズキャンセリングの利用には「付属ヘッドフォン」が必要です。

「周囲の騒音を約98.0%低減」する効果を持っています。MDR-NC300D記事でも触れましたが、約98.0%という値は「ほぼ無音」を意味するわけではありません。それなりに周りの音は聞こえて来ます。

ただ、騒音を完全に遮蔽できないから機能としてダメという訳ではありません。電車内など騒音があふれている場所でのリスニングでは音楽への「没入感」が違います。騒音をピシャッと占めだしてくれます。

NW-A857では「騒音環境」に応じて3モード(電車・バス/航空機/室内)設定変更できます。惜しむらくは MDR-NC300Dに搭載されていた「フルオートAI ノイズキャンセリング機能(※1)」があれば良かったですね。

※1: ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択。

NW-A857のデジタルノイズキャンセリング機能を ON/OFFして効果を確認してみましたが、キャンセリングON時は「高音域の伸びが少し減衰」した感じを受けました。もっとも周りは騒音があるわけで、実際には減衰はあまり気にならないと思います。

(3)クリアステレオ  (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
ステレオ左右でそれぞれ漏れあっている音をより独立させる技術のようです。機能のニュアンスは分かるのですが、公式サイトにも技術内容を示したページがないので詳細は不明です。

クリアステレオON/OFFの違いですが、ON時の方が音の広がりが良い感じがします。感覚的にはプリンターの「四辺フチなし印刷」の有無ぐらいの差でしょうか。ON/OFFで劇的な変化は感じませんが、そういえば少し広くなったかな?という感じです。

(4)クリアベース  (A850シリーズ、S750シリーズ、E050シリーズ)
上記のクリアステレオと同様に技術的な詳細は不明です。ソニー公式サイトには「音量を上げても、ひずみのないメリハリのある重低音を再生。ジャズのベース音などを力強く再生します。」との記載があります。

NW-A857ではクリアベースをON/OFF切替えが出来ないので、その効果のみを判定することは出来ません。また、ひずみの無さやメリハリへの貢献は S-Masterでも行われており、比較のしようがありません。

強いてクリアベースの効果をあげるならば、EQ(イコライザ)で低音寄りの設定を行っても、確かに「音割れ」や「ひずみ」のような破綻はなかったように思います。

★次回は「機能面(2)」と「周辺機器」について記事にしたいと思います。

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