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2011年10月

2011年10月30日 (日)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(6)

今回は前モデル(NW-A857)のレビュー時に紹介できなかった「ビデオ再生機能」を新型ウォークマンで紹介したいと思います。

(1)トルネを使ってウォークマンへ転送(書き出し機能)
PlayStation 3(以下 PS3)ユーザにはお馴染みの地上デジタルチューナー「トルネ(torne)」には録画した番組をウォークマンへ書き出す機能があります。※1

Torne1
※画像は公式ページより引用

※1: この記事は「PS3 システムソフトウェア バージョン 3.73」「トルネ 3.00」のバージョンを元に確認しています。今後、システム側の仕様変更により実際の動作と記事の内容とが異なる場合があります。ご了承ください。

■下準備
トルネを使って録画番組をウォークマンへ書き出すには、トルネ内の「トルネ屋」と呼ばれるオンラインストアで“ウォークマン書き出し機能”を購入しなければなりません。価格は 500円でした。

トルネは「ダビング10」に対応しているので同じ番組を 9回まで書き出す(転送)することが出来ます。

■ウォークマンへ書き出し
録画済みの番組を書き出し(転送)にはウォークマン購入時に付属していた「WMポート用USBケーブル」でPS3と接続します。録画番組の一覧から書き出したい番組の上でメニュー(△ボタン)を出して“ビデオの書き出し”を選択します。

書き出しの際は「画質」や「字幕ON/OFF」「音声」などが選べます。1時間(実質54分)のバラエティ番組を「高画質+字幕OFF」で新型ウォークマン(NW-A867)へ書き出してみたところ 約20分かかりました。なお書き出し中にトルネの操作はできません。

モード PS3変換時間 解像度 サイズ
標準画質
(512Kbps)
18:45.96 480x270 252MB
高画質
(1Mbps)
18:56.74 480x270 451MB

驚いたのが標準or高画質でも変換時間に大きな差はありません。ま、画面を見ながらストップウォッチで計測したので測定誤差は多分にあります。とはいえ約11秒差とは、、、単純に標準画質であれば高画質の半分の時間で変換が終わるものかと思っていました。画質による時間短縮がほとんどないのでウォークマンに空き容量があれば高画質で転送しても良さそうです。

アニメのように動画圧縮が見込めそうな番組だと結果も変わってくるかも知れません。上記の表は参考値として見て下さい。公式ページによると変換にかかる時間は録画時間の 1/2~1/3ほどと記載があるので仕様どおりですね。

■ウォークマンでの再生
書き出しが終わったら WMポート用USBケーブルを抜いて、ウォークマン側の“データベース作成中”の完了を待ちます。

HOME画面からビデオを選択すれば一覧の中に先ほど転送された番組があります。再生品質は小さい画面ながらまずまずといったところですね。携帯電話のワンセグ表示より美しいです。高画質と標準画質の差ですが高画質の方が映像の細部までクッキリ/スッキリしています。ただ電車内のように視聴環境が悪い(揺れる)場所では画質の差を感じるのは難しいと思います。

元の番組が「字幕放送」であれば転送時に字幕の有無を選択できます。ただ字幕は映像に“焼き込み”の形で入っているのでウォークマン側で字幕のON/OFFはできません。ウォークマンの小さな画面でも字幕に何が書かれているか認識はできますが、画面の 1/3ほどが文字で埋めつくされるので映像が見辛くなってしまいます。

新型ウォークマン(NW-A867)になってビデオ再生機能もバージョンアップしているようで、前モデルにはなかった「シーンスクロール」という機能が追加されています。シーンスクロールは転送した番組を 15秒や 1分間隔で映像をサムネイル化して表示する機能です。サムネイルになっているので目的のシーンを探しやすく便利な機能です。

映像以外の話では、トルネで転送した番組でも Bluetooth経由の音声出力はOKでした。Bluetooth機器の接続と確認は新型ウォークマン+MW600で行いました。

(2)動画ファイルを変換してウォークマンへ転送
新型ウォークマン(NW-A867)のビデオ再生仕様によると MPEG-4や AVC、WMVといった形式に対応しています。MPEG-4等は iPhone/iPod用に変換された動画ファイルとも互換性があるので、そのままウォークマンへ転送することも出来ます。(※一部再生できないものもあります)

もしISO形式のファイルを MPEG-4(mp4, m4v等)へ変換したい場合には「HandBrake」というフリーソフトがオススメです。HandBrakeは海外製アプリですが SourceForge.jpにて日本語版が公開されています。HandBrakeの詳細は他のサイトに説明を譲りますが、HandBrakeはフリーソフトでありながら再生(変換)品質も良い方だと思います。対応OSも Windowsだけでなく MacOSにも対応しています。

(3)動画機能のまとめ
トルネを使うことでテレビ番組も簡単にウォークマンへ転送できるようになりました。ただし新型ウォークマンでビデオ再生する際は以下の点にご留意ください。一部公式ページにも記載アリ。

  • ウォークマンの再生画面は右手操作の横向き固定です。 (右利き専用インターフェース)
  • トルネには「ビデオ変換を予約」する機能はありません。

上記の内、“右手操作の横向き固定”の仕様はいただけませんね。スマートフォンのみならず最近の携帯電話でも再生する向きを変更できる機種も多いので、ぜひメーカーには対応をお願いしたいです。

最後になりますが、前モデル(NW-A857)のレビューでは動画機能に触れられなかったので、今回記事にすることが出来て良かったです。トルネにウォークマン書き出し機能の追加があってからずっと気になってましたw

改善して欲しい点は残りますが、トルネに録画済みで未消化になっている番組を効率よく消化する方法としてウォークマンでの再生はアリかと思います。録画媒体がHDDだとつい録り溜めてしまうんですよねw

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「まとめ」を記事にしたいと思います。

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2011年10月25日 (火)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(5)

今回は新型ウォークマン(NW-A867)のアクセサリー・周辺機器についてです。

(1)ケース
■クリアケース
新型ウォークマンを手に入れたのが発売日 当日だったのでサードパーティ製ケースはありませんでした。とりあえずソニー純正のクリアケースを購入しました。

[NW-A860シリーズ専用 クリアケース(CKH-NWA860)]
(公式ページ) icon

Nwa867case0 Nwa867case1_2

クリアケースは新型ウォークマンのボディカラーを活かすことが出来ます。傷が付きやすい背面をガードしてくれるので机の上に置いても安心です。ネックストラップで首からウォークマンを下げるのもいいですね。ちなみにケースと一緒に液晶保護シートも 1枚付いてきます。

材質はポリカーボネート製で厚みは +1mm程度、重さは実測で 9gでした。クリアケースは薄く・軽いので新型ウォークマンに装着していても違和感はありません。

ただ、クリアケースにはひとつ問題があってワイシャツのポケットからウォークマンを取り出す時に手がタッチパネル(液晶面)に触れて誤操作になることがありました。HOLDスイッチで「タッチパネルを無効」にすればいいのですが、ウォークマン収納時は“全ロック”したいので二者択一だと困りますね。希望を言えばHOLDスイッチのロックパターンにもう少しバリエーションがあれば良かったと思います。

■ソフトケース
上述したとおりクリアケースではタッチパネルを誤操作してしまうのと、HOLDスイッチは全ロックに割り当てたい都合もあり液晶面をカバーできるソフトケースを購入しました。

[NW-A860シリーズ専用 ソフトケース(CKS-NWA860)]
(公式ページ) icon

Nwa867case3_2

ソフトケースはウォークマンを使うまでに“カバーを開く”というステップがあるので今まで敬遠していたのですが、実際に使ってみるとそれほど違和感はありませんでした。問題だったワイシャツのポケットから取り出す時の誤操作がなくなり快適にウォークマンを使うことが出来ます。

ソフトケースは純正品らしくウォークマンをキッチリ納めることが出来ます。両面テープやベルクロを使わなくてもウォークマンを固定できるのはいいですね。あと液晶面と背面ともにカバーされるのでキズや汚れが付きにくいのもメリットです。出来れば BlackBerryのようにケースを閉じると液晶画面が消えるギミックがあればもっと良かったですね。

(2)周辺機器
従来モデルとWMポートの形状が同じため発売済みの周辺機器はほぼ使えるようです。前モデル(NW-A857)のレビューでも紹介しました「クレードル BCR-NWU7」や「ミニスピーカ SRS-NWT10M」などもそのまま使える模様です。どちらも未購入品なのでレビューは出来ませんがソニー公式ページから得た情報なので間違いはないと思います。

[クレードル -- BCR-NWU7]
(公式ページ) icon
Sbcrnwu7_3

[ミニスピーカー -- SRS-NWT10M]
(公式ページ) icon

Ssrsnwt10m_w

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「動画機能」について記事にしたいと思います。

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2011年10月22日 (土)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(4)

前回に引きつづき新型ウォークマン(NW-A867)の「機能面」の話になります。

(3)フルデジタルアンプ S-Master MX
前モデル(NW-A850シリーズ)に搭載されていた S-Masterがさらに進化して「S-Master MX」となりました。MXとは「for Mobile eXperience」の略でよりモバイル用途で力を発揮するアンプのようです。

既存の S-Masterの再生プロセスを最適化して更なる高音質化を狙っています。
Smastermx1
※画像は公式ページより引用

ソニー公式ページの内容を抜粋すると『従来よりも歪みやノイズを低減し、小音量から大音量までディテールを維持した高音質を実現しました。また、迫力ある低音のエネルギー感、スピード感を余すところなく再現しながらも、繊細な空気感までリアルに再現。臨場感あふれる音を実現しています。』とあります。

言われてみると“小音量時のディテールの良さ”は電車内などでボリュームを落として聴いている時にわかります。ディテールで重要なボーカル域はモチロンのこと、ストリングス系の伸びのある高音やシンバルの金属的な高音など小音量でもしっかり耳に音が届きます。ま、低音の印象はソフトな感じになりますが、曲の全体的な雰囲気や“聴いている”感じは残っています。

S-Masterに限らずデジタルアンプの魅力は「歪みの少ないクリアーな音」にあると思います。前モデルでも十分にその効果を感じることはできましたが、S-Master MXとなって公式ページのとおり空気感や臨場感など、音場の構築に磨きがかかった印象があります。

(4)他の高音質化技術
S-Master MX以外の高音質化技術は前モデルと同じです。音質面すべてで調整が取られているようで微妙なニュアンスは違いますが概ね同じ効果を感じました。

・DSEE (Digital Sound Enhancement Engine: 高音域補完)
・クリアステレオ
・クリアベース
・ノイズキャンセル
※高音質化技術の話は前モデルの記事を参照ください。

強いて前モデル(NW-A857)との違いを書いておくならば、「DSEE」と「クリアステレオ」の特性の違いでしょうか。前モデルよりも「DSEE」や「クリアステレオ」はオン/オフでその効果の違いを感じ取りやすくなりました。多くの人が再生する機会の多い「圧縮音源の再生(not ロスレス)」では収録環境の雰囲気をより感じることが出来るようになりました。

あと音質面ではありませんが、HOME画面から「ノイズキャンセル機能」の設定ができるのですが、前モデルでは設定項目が「ノイズキャンセル」と「各種設定」の2つに分かれていました。新型ウォークマンでは「ノイズキャンセル」のひと項目に統合されました。統合されたメニュー構成の方が自然でいいです。音だけではなく操作系も細部まで見直されているようで好感が持てます。

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「周辺機器」等を記事にしたいと思います。

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2011年10月15日 (土)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(3)

前回は新型ウォークマン(NW-A867)の「音質」についての記事でした。今回は NW-A867で新しくなった機能をいくつかご紹介したいと思います。

(1)Bluetooth機能
新型ウォークマンは Bluetoothが標準搭載されるようになりました。以前のモデルでも WMポートに差し込んで使う「オーディオトランスミッター(WLA-NWB1)」という製品がありましたが、新型ウォークマンでは Bluetooth機能が内蔵されるようになり「オーディオトランスミッター」を別途購入する必要はなくなりました。

新しくなったBluetooth機能で、個人的に嬉しかったのは「Bluetoothワイヤレスレシーバー MW600」の『楽曲タイトル表示』に対応したことです。(画像参照)

Nwa867mw6001
※日本語の楽曲タイトルも問題なく表示されます。

前モデル(NW-A857)のレビュー記事でも改善を要望していたぐらい「楽曲タイトル表示」を心待ちにしていました。対応されて何よりです。ニュースリリースにも載らない小さな事ですが、これから MW600を購入しようと考えていた人の弾みになるかも知れませんね。

他には Bluetooth設定に「ワイヤレス再生品質」という項目が増えました。Bluetoothの接続(通信)環境によって再生品質を選べるようになりました。前モデル(NW-A857)にこの設定項目はありません。※1
・接続優先モード
・音質優先モード

※1: 「オーディオトランスミッター(WLA-NWB1)」背面のMODEスイッチで『接続/音質』の優先モードを切り替えること出来ました。認識違いがありましたので訂正させて頂きます。

聞き比べてみると「音質優先モード」の方が音に拡がりがあるように感じます。さすがにヘッドフォンをヘッドホンジャック端子へ直接接続した音と比べると音質の低下は感じますが、ワイヤレスでも少しは良い音で聴きたいと思っていた方には朗報ではないでしょうか。

(2)タッチパネル
操作系の大きな変更点といえばタッチパネルの採用ですね。タッチパネルと HOMEボタンのおかげで「曲選択」や「ホーム画面」「設定画面」を行ったり来たりしてもタップ(クリック)数が少なくて済むようになりました。

前モデルだとどうしても階層分だけ再生/BACKボタンを押すか、ホーム画面へ戻るのに BACKボタンを長押ししなければならず少し手間でした。

タッチパネルであればカーソル移動やボタンのクリックも不要ですし、HOMEボタンを押せばすぐにHOME画面へ戻って来られます。前モデルと比べて目的の機能へアクセスしやすいです。画面タップ時の反応も良くモタツキ等もありません。

ちなみにタッチパネルは最近のスマートフォンと同じく「静電容量方式」のようです。ペンや手袋など導電性ではないもので画面を押さえても反応しません。

操作がタッチパネルとなったことで誤操作防止のキーロックの役割も変更になりました。画面ロックやサイドキーロックの方法は 2種類から選ぶことができます。ロックには HOLDスイッチを使います。
・全操作を無効 (全体をロック)
・タッチパネルを無効 (液晶画面だけロック。サイドキーは有効)

ウォークマン本体に対して画面の割合が大きいので、無意識にタッチパネルをふれてしまい誤操作の元になることがあります。人によってウォークマンを入れておく場所も違いますし、状況に応じた“ロック”を選択できるのは大切なことですね。あと HOLDスイッチですが前モデルのウォークマンに比べ突起部分が大きくなり指や爪を引っかけやすくなりました。

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「機能面」の続きを記事にしたいと思います。

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2011年10月11日 (火)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(2)

前回は新型ウォークマン(NW-A867)の購入までの経緯をお伝えしました。今回は新型ウォークマンの「音質」についてです。音質の比較は主に前モデル(NW-A857)との比較になります。まずは比較の前提条件から

Nwa86721

(1)前提条件

<レビュー対象>
 NW-A867 + 付属ヘッドフォン
  • ATRAC Advanced Lossless or iTunes AACファイル(128-256kbps)
  • 音楽設定は「EQ:オフ」「DSEE:オン」「VPT(サラウンド):オフ」「クリアステレオ:オン」「ノイズキャンセリング:オフ」
  • 付属ヘッドフォンに強制的なエージングは行っていません。
<比較対象>
 NW-A857 + 付属ヘッドフォン
  • 同上

いつものように?使用曲はリスニングする機会の多い J-POPやクラシック(オーケストラ)を聴いた時の印象になります。上位機種ヘッドフォン MDR-EX1000を使った感想については後述します。

(2)音域別の比較
高・中・低の音域に分けて説明します。

<高音域>
新型ウォークマン NW-A867の高音域は前モデル(NW-A857)と比べると落ち着いた印象。前モデルは高音域が鮮明で音にシャープさを与えていた。ただ悪く言うと“飛ばしすぎ”の感があった。

NW-A867の高音域は鳴りを潜めたわけではなく音楽全体の拡がりを増すのに貢献している。例えば音の余韻や収録環境の再現など空間(音場)を拡げるのに高音域が使われている感じがある。特にDSEE(高音域補完)をオンにした時に顕著に感じられる。

もっとも特性が変わっただけで音の「ツヤ」や「張り」は前モデルと同様に健在。

<中音域>
前モデルと比較して高音域が一歩さがってくれたお陰で聴き取りやすくなったのが中音域。ボーカル域はより厚みを感じることが出来るようになった。

特筆すべきは、音(パート)が重なり合った時に各パートをキッチリ描ききろうという姿勢が窺える点にある。前モデルでは音の重なり合いに若干のあやふやさというか“モワーッ”とした所が見受けられたが新型ウォークマンになって改善された。ま、その違いはモデル比較して初めて分かるレベルのものではあるが、、、

<低音域>
低音域は EQがオフだと違いを感じにくい。NW-A867と前モデルともクリアーな低音。EQをオンした状態だと NW-A867の方が音圧アップしているかな?というレベル。プラシーボの可能性も否定できない。

高音質化技術「クリアベース」が効いているのか低音域の音割れは感じない。

<全体的な印象>
新型ウォークマン(NW-A867)になって、ますます「総合力」に磨きがかかったという印象を受ける。比較対象がほぼ毎日きいて慣れ親しんだ前モデル(NW-A857)だからこそ、メリハリ感や透明感の違いは明確であり衝撃を受けた。

中音域は音の立ち上がりが良く、音のクリアーさも全音域に渡って感じることができる。これらが総合力アップと感じた要因かも知れない。

■付属ヘッドフォンの印象
NW-A867と付属ヘッドフォンの組み合わせでは「圧縮ファイル(ATRACやAAC等)+DSEE」が聴きやすい。その分?ロスレス再生ではやや物足りなさ(力不足)の感じを受ける。前モデル+付属ヘッドフォンでは高音域の鮮明さが曲全体を引っ張っていく感じがありロスレスでも“それなりに”聴けていた。付属ヘッドフォンにも当然 再生限界があり、メーカーも「あちらを立てればこちらが立たず」の中での調整と思われる。

物足りなさを感じたロスレス再生も「付属ヘッドフォン」に限ったことで、上位機種ヘッドフォン MDR-EX1000等ではまったく違った印象を受けた。もっとも通常のリスニングでは付属ヘッドフォンで何ら問題がないことを注記しておく。

■MDR-EX1000での印象
付属ヘッドフォン+ロスレス再生で感じた物足りなさは MDR-EX1000へ換えてみると評価は一変する。

やはり前モデルの高音域は主張しすぎの感じがあり、MDR-EX1000の高い再生能力の前ではさらに誇張されて聞こえる。その点、新型ウォークマン(NW-A867)では高・中・低とも程よいバランスが取られており聴き応えがよい。

前モデルは中音域に若干のモッサリ感があり、高音域もやたらとツヤツヤした印象だった。新型ウォークマンになって中音域の立ち上がりは良くなり、高音域のツヤは高級感のある光沢のように感じることが出来る。

(3)音質のまとめ
“ウォークマン史上最高音質”を読み解くカギは「音の調整」にあると思います。最高音質を実現するための牽引役は「フルデジタルアンプ S-Master MX」にあることは間違いないですが、高・中・低音のバランス取りや上位機種ヘッドフォンへのフォローなど細かい部分の調整が実を結んでいる製品のように思います。

上でも書きましたが、新型ウォークマンは『より良い音を出すには「圧縮形式」に合った「ヘッドフォン」を用意しないさい』とメーカーに言われているような気がしました。

あと音質とは関係ないですが、新型ウォークマンではヒスノイズが低減されています。電源オンでも“サー”と言った音を拾いにくくなりました。こういう目立たない部分の改善も新型ウォークマンの美点ですね。

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「機能面」等を記事にしたいと思います。

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2011年10月 7日 (金)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。

先日ソニーから 2011年製 ウォークマンの発表がありました。発表の中でも注目だったのは新型ウォークマンは『ウォークマン史上最高音質』をうたっていることです。ウォークマンの音質の良さはNW-857で体感できていたので興味がわきました。

幸い、会社近くのソニーストアで新型ウォークマンの先行展示をやっていたので発売前に試聴することが出来ました。半年前に NW-A857を手に入れたばかりなので、冷やかし半分でソニーストアへ向かったのですが見事に返り討ちに遭ってしまいましたw

[SONY ウォークマン Aシリーズ <メモリータイプ> 64GB NW-A867]
(公式ページ) icon

Nwa8671

<製品仕様>
最大外形寸法[JEITA](幅×高さ×奥行): 52.5×96.9×9.3mm、外形寸法[JEITA](幅×高さ×奥行) 51.8×96.9×9.3mm、充電池含む[JEITA]77g

付属:イヤーピース(S/M/L)各2個、ヘッドホン(コード長約105cm)、USBケーブル(コード長約100cm)、アクセサリー用アタッチメント(グレー)1個、取扱説明書、アプリケーションソフトウェア「x-アプリ」「WALKMAN Guide」(本体メモリー内に保存)

新ウォークマン NW-A860シリーズのラインナップは以下の通りです。

機器 容量
NW-A867 64GB ブラック
ホワイト
ピンク
NW-A866 32GB
NW-A865 16GB
NW-A867/VI 64GB ラッシュバイオレット※1
※1: ソニーストア限定色 (リンク) icon

今回、購入したのは 64GBモデルの NW-A867にしました。同時期に Android搭載 NW-Z1000シリーズ、普及モデルのNW-S760シリーズもリリースされています。(各シリーズの棲み分けについては別途記事にします)

新型ウォークマン NW-A860シリーズの特徴は

  • 刷新されたフルデジタルアンプ「S-Master MX」
  • 「ワイヤレス(Bluetooth)機能」 標準搭載
  • NW-X1000シリーズ以来の「タッチパネル」採用

他にも「デジタルノイズキャンセリング」や「DSEE」「クリアステレオ」他の高音質化機能は前モデル(NW-A857)と同様に搭載されています。

“ウォークマン史上最高音質”の中核を担っているのがモバイル機器用に最適化された「フルデジタルアンプ S-Master MX」です。ソニーのニュースリリースを引用すると『音の歪み、音質劣化、変換時に生じるノイズのレベルを最小に抑制し、従来の“S-Master”搭載モデルと比較して、小音量で再生する際のノイズレベルを約4dB改善』とあります。

確かに NW-A867の音は前モデル(NW-A857)と比べてもメリハリがあり聴き応えがあります。小音量時のノイズ低減も約4dB改善とありますが、自分の耳でわかるのか不安でしたが確かに違いがわかりますね。(音質については次回以降に記事にします)

前モデルのNW-A857から約1年でここまでの進化を遂げるとはおそるべしソニー(笑) NW-A857で感じた不満点もほぼ改善されているようです。改善(変更)された点については順を追って記事にしていきたいと思います。

Nwa8672

★次回は NW-A867の「音質」等を記事にしたいと思います。

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[★SONYウォークマン関連記事]

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