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2011年10月11日 (火)

SONY 新型ウォークマン NW-A867を使ってみた。(2)

前回は新型ウォークマン(NW-A867)の購入までの経緯をお伝えしました。今回は新型ウォークマンの「音質」についてです。音質の比較は主に前モデル(NW-A857)との比較になります。まずは比較の前提条件から

Nwa86721

(1)前提条件

<レビュー対象>
 NW-A867 + 付属ヘッドフォン
  • ATRAC Advanced Lossless or iTunes AACファイル(128-256kbps)
  • 音楽設定は「EQ:オフ」「DSEE:オン」「VPT(サラウンド):オフ」「クリアステレオ:オン」「ノイズキャンセリング:オフ」
  • 付属ヘッドフォンに強制的なエージングは行っていません。
<比較対象>
 NW-A857 + 付属ヘッドフォン
  • 同上

いつものように?使用曲はリスニングする機会の多い J-POPやクラシック(オーケストラ)を聴いた時の印象になります。上位機種ヘッドフォン MDR-EX1000を使った感想については後述します。

(2)音域別の比較
高・中・低の音域に分けて説明します。

<高音域>
新型ウォークマン NW-A867の高音域は前モデル(NW-A857)と比べると落ち着いた印象。前モデルは高音域が鮮明で音にシャープさを与えていた。ただ悪く言うと“飛ばしすぎ”の感があった。

NW-A867の高音域は鳴りを潜めたわけではなく音楽全体の拡がりを増すのに貢献している。例えば音の余韻や収録環境の再現など空間(音場)を拡げるのに高音域が使われている感じがある。特にDSEE(高音域補完)をオンにした時に顕著に感じられる。

もっとも特性が変わっただけで音の「ツヤ」や「張り」は前モデルと同様に健在。

<中音域>
前モデルと比較して高音域が一歩さがってくれたお陰で聴き取りやすくなったのが中音域。ボーカル域はより厚みを感じることが出来るようになった。

特筆すべきは、音(パート)が重なり合った時に各パートをキッチリ描ききろうという姿勢が窺える点にある。前モデルでは音の重なり合いに若干のあやふやさというか“モワーッ”とした所が見受けられたが新型ウォークマンになって改善された。ま、その違いはモデル比較して初めて分かるレベルのものではあるが、、、

<低音域>
低音域は EQがオフだと違いを感じにくい。NW-A867と前モデルともクリアーな低音。EQをオンした状態だと NW-A867の方が音圧アップしているかな?というレベル。プラシーボの可能性も否定できない。

高音質化技術「クリアベース」が効いているのか低音域の音割れは感じない。

<全体的な印象>
新型ウォークマン(NW-A867)になって、ますます「総合力」に磨きがかかったという印象を受ける。比較対象がほぼ毎日きいて慣れ親しんだ前モデル(NW-A857)だからこそ、メリハリ感や透明感の違いは明確であり衝撃を受けた。

中音域は音の立ち上がりが良く、音のクリアーさも全音域に渡って感じることができる。これらが総合力アップと感じた要因かも知れない。

■付属ヘッドフォンの印象
NW-A867と付属ヘッドフォンの組み合わせでは「圧縮ファイル(ATRACやAAC等)+DSEE」が聴きやすい。その分?ロスレス再生ではやや物足りなさ(力不足)の感じを受ける。前モデル+付属ヘッドフォンでは高音域の鮮明さが曲全体を引っ張っていく感じがありロスレスでも“それなりに”聴けていた。付属ヘッドフォンにも当然 再生限界があり、メーカーも「あちらを立てればこちらが立たず」の中での調整と思われる。

物足りなさを感じたロスレス再生も「付属ヘッドフォン」に限ったことで、上位機種ヘッドフォン MDR-EX1000等ではまったく違った印象を受けた。もっとも通常のリスニングでは付属ヘッドフォンで何ら問題がないことを注記しておく。

■MDR-EX1000での印象
付属ヘッドフォン+ロスレス再生で感じた物足りなさは MDR-EX1000へ換えてみると評価は一変する。

やはり前モデルの高音域は主張しすぎの感じがあり、MDR-EX1000の高い再生能力の前ではさらに誇張されて聞こえる。その点、新型ウォークマン(NW-A867)では高・中・低とも程よいバランスが取られており聴き応えがよい。

前モデルは中音域に若干のモッサリ感があり、高音域もやたらとツヤツヤした印象だった。新型ウォークマンになって中音域の立ち上がりは良くなり、高音域のツヤは高級感のある光沢のように感じることが出来る。

(3)音質のまとめ
“ウォークマン史上最高音質”を読み解くカギは「音の調整」にあると思います。最高音質を実現するための牽引役は「フルデジタルアンプ S-Master MX」にあることは間違いないですが、高・中・低音のバランス取りや上位機種ヘッドフォンへのフォローなど細かい部分の調整が実を結んでいる製品のように思います。

上でも書きましたが、新型ウォークマンは『より良い音を出すには「圧縮形式」に合った「ヘッドフォン」を用意しないさい』とメーカーに言われているような気がしました。

あと音質とは関係ないですが、新型ウォークマンではヒスノイズが低減されています。電源オンでも“サー”と言った音を拾いにくくなりました。こういう目立たない部分の改善も新型ウォークマンの美点ですね。

★次回は新型ウォークマン(NW-A867)の「機能面」等を記事にしたいと思います。

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