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2012年3月

2012年3月31日 (土)

ミキサー機能付USBオーディオインターフェース「TEAC TASCAM US-125M」を使ってみた。(2)

前回はUSBミキサー US-125Mの「購入動機(X68000エミュレータ+MIDI機器のミキシング)」と「機能・仕様」を記事にしました。今回は「再生・録音」を紹介したいと思います。

Us125m_front1


(2)再生 -- ミキシング
説明するまでもありませんがミキシングしたい機器を US-125Mへ接続します。今回のMIDI機器(Roland MT-32)の場合だとライン入力へ接続することになります。

Windowsパソコンの音をUS-125M経由から出す際は、パソコンとUS-125Mを USBケーブル(Bタイプ 4ピン)で接続してます。 その後、Windows 7であればサウンドから「再生デバイス」を選び「スピーカー(USB Audio CODEC)」を“既定のデバイス”に設定します。

Us125mprop41

あとは「オーバーロード(OLランプ)」に気をつけながらそれぞれ入力された音声のバランスを調整します。入力機器ごとにボリュームが付いているのでバランス調整しやすいですね。

US-125Mでミキシングされた音の感想ですが、左右の音声バランスが悪かったりすることもなく普通にミキシング出来ています。厳密に周波数特性を調べた訳ではありませんが、普通に聴いている分には特定音域のカットや歪みは感じません。US-125Mはいたって素直な音ですね。

(3)録音
US-125Mを使っての録音も至って簡単です。パソコンとUS-125Mを接続しているUSBケーブルをそのまま使います。

そもそも今回の目的に「録音」は入っていなかったのですが使ってみるとなかなか面白いです。使い方としては『CD化されていないゲームミュージック等をデジタル録音』が簡単にできます。なお録音ソフトには「超録(フリーウェア版)」を使ってみました。

[♪超録 - パソコン長時間録音機 フリーウェア版]
http://pino.to/choroku/

超録の設定も簡単です。詳細な設定方法は割愛しますがちょっと録音してみたい程度であれば 4ステップで録音できます。

Us125mchouroku11_4
  1. 入力デバイスを指定
    ⇒「マイク(USB Audio CODEC)」を選択 (US-125M)
  2. 入力形式を指定
    ⇒ 11,025 Hz~96,000 Hz、ステレオ/モノラルを選択可能 (画面では「48,000 Hz / ステレオ / 16bit」)
  3. ファイル形式と音質を指定
    ⇒ WAV、WMA、OGG、MP3のいずれかを選択 (画面では「WMA (Windows Media)」)
  4. 「録音開始」をクリック

録音前に確認しておきたい事が 3点あります。

■録音レベル
オーディオプロパティから US-125Mの出力を調整する必要があります。おそらくUS-125Mをセットアップした直後だと「ボリューム値」は 100に設定されていると思います。そのまま録音すると確実に音割れします。

説明書によると Windows 7 64bit版※1 では録音レベルを 3/100に設定せよとのことです。もっともライン入力している機器の出力レベルにもよるので環境に合わせた音量レベルへ調整しても良いと思います。

※1: Windows 7 32bit版は録音レベル 2/100が基準レベル

Us125mprop51
Windows 7 64bit版は100→ 3へ設定

■録音チャネル
US-125M接続後の既定値では録音が“モノラル”になっているかも知れません。これは自分の環境だけの問題かも知れませんが、デフォルトでは「1チャネル、16ビット、48000Hz(DVDの音質)」になっています。

そこでマイクのプロパティで「2チャネル、16ビット、48000Hz(DVDの音質)※2」に設定してみたところステレオ録音することが出来ました。

※2: US-125Mで扱える周波数範囲に設定するのが良いと思われます。 (32, 44.1, 48K Hz)

Windowsの既定値の問題なのか、録音に使った「超録」と関係があるか原因は不明ですが“1チャネル”ではステレオ録音できませんでした。

Us125mprop21
1チャネルで問題がある場合は 2チャネルへ変更

■LOOP MIX
US-125M背面の「LOOP MIXスイッチ」を切り替えれば、パソコンからの出力音をミキシング後にパソコンへ戻す/戻さないを設定できます。

LOOP MIXの使い方としては「インターネット生放送等で BGMにパソコンのCDプレイヤーを使っていてBGM(CD音声)もミックスして録音したい」場合に便利です。私の場合も X68000エミュレータ(XM6g)の内蔵音源とMIDI出力をミキシングした音を録音したいので LOOP MIXはオンにしています。

なお、LOOP MIXを利用する場合は音量ミキサーの「システム音」をミュートしておくことをオススメします。(マウスのクリック音システム警告音を録音させないため)

★次回はTEAC TASCAM US-125Mの「オプション品」「気になったこと」「まとめ」を記事にしたいと思います。

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2012年3月24日 (土)

ミキサー機能付USBオーディオインターフェース「TEAC TASCAM US-125M」を使ってみた。

年齢を重ねると「昔が懐かしい」と過去を振り返ることも出てきます (^^;
私の場合だと『シャープ X68000』というパソコンが学生時代(今から二十年前ぐらい?)の鮮烈な思い出です。ま、多感な時期だったという事もありますが X68000からは多くのことを学び、大きな影響を受けました。

先日、何気に X68000界隈の話題を集めていると「XM6 TypeG For Win32 (XM6g)」という Windows上で X68000を再現するエミュレータの存在を知りました。以前から XM6gの他にも Windowsで動作する X68000エミュレータの存在は知っていたのですが、実機と微妙に動作が違っている部分があり「開発途中」という認識でした。

しかし、この XM6gは現在のバージョン(v2.05)でも実機にかなり近いエミュレーションで、X68000を知っている人間にも納得の出来映えです。ホント素直に感動しました。(XM6g作者様、開発ありがとうございます~)

暇があれば XM6gを堪能していたのですが、次第にMIDI機器も欲しくなりネットオークションで「Roland MT-32」を落札しましたw  MIDI機器を手に入れたまでは良かったのですが、X68000の内蔵音源とMIDI出力をミキシングしようと思ったところでちょっとした問題に出くわしました。

当時だと専用のミキシングケーブルが販売されていましたが、最近では需要がないらしくネットを探しても該当する製品は見当たりません。最後の手段としてケーブルを自作する事も考えたのですが、手間と時間がかかるので今回は下記の製品を購入することにしました。

[TEAC ミキサー機能付USBオーディオインターフェース US-125M]
http://tascam.jp/product/us-125m/
Us125m1
<製品仕様>
サンプリング周波数:32/44.1/48kHz、量子化ビット数:16ビット、端子:マイク入力(REAR/XLR)、マイク入力(REAR/TRS)、マイク入力(FRONT)、インストゥルメント入力、ライン入力、ライン出力、ヘッドホン出力、USB(Bタイプ 4ピン)、電源:パソコンよりUSB経由で供給、消費電力:1W、外形寸法:150(幅)x42(高さ)x122(奥行き)mm、質量:500g、動作温度:5℃~35℃


<動作環境>
■Windows: Windows XP, Windows Vista, Windows 7、ドライバー:WDM(Windows標準ドライバー)、■Macintosh:Mac OS X 10.3.9以上、ドライバー:Core Audio(Macintosh標準ドライバー)

今回のミキサーに求める性能は下記の通りです。

  • パソコン側の音(X68000内蔵音源)と外部音源(MIDI音源)をミキシングできること
  • 価格は 1万円前後であること
  • LINE-INが 1つ以上あること (MIDIからの入力に必要)
  • 入力端子ごとに音量が調整できること
  • ミキサー本体が小型であること

まず、ミキサー製品を調べていて驚いたのですが、最近は US-125Mのような小型ミキサーは「インターネット生放送」用に購入される方が多いようですね。私の考える用途(パソコンと MIDI機器の音をミキシングしたい)はかなり異端なような気がしてきます(笑)

ミキサー機器の選定の段階では、パソコンからの音はノートPCのヘッドフォン端子から取る予定でしたが、US-125MのようにUSBを使ってデジタル出力可能な製品があることを知りました。音声出力がデジタルなのでノイズの影響を受けにくく音声のコントロールをパソコンから行えるのがメリットです。

今回の要件を満たした製品はUS-125Mの他にもありましたが、US-125Mを選んだ最終的な理由はフロント側に操作系が集約されていることでした。他の製品の場合、操作系がミキサー本体の上面にあることが多く設置場所が棚の中のように“天井”がある所には向きません。操作系がフロントにある製品に絞ると US-125Mになりました。

(1)機能・仕様
■接続端子
まずUS-125Mで使える端子系統ですが、入力は 4系統、出力は 3系統あります。(一部排他制御アリ)

入出力 種類 接続端子 備考


マイク入力 XLR/TRS/3.5mmミニジャック マイクは1系統のみ
インストゥルメント入力 TS標準ジャック -
ライン入力 RCAピンジャック -
PC入力 USB (Bタイプ 4ピン) PC入出力はケーブル兼用


ライン出力 RCAピンジャック ヘッドフォン出力と排他
ヘッドホン出力 3.5mmステレオミニジャック ライン出力と排他
PC出力 USB (Bタイプ 4ピン) PC入出力はケーブル兼用

マイク入力は端子に「優先順位」があります。複数本のマイクを同時使用することは出来ません。なおUS-125Mはファンタム電源を内蔵していないのでコンデンサマイクを使う場合には外部のファンタム電源が必要だそうです。あとライン出力とヘッドホン出力もどちらか片方の利用です。ヘッドフォンを使った場合はライン出力が止まるのは一般的ですね。

■大きさ
外形寸法は 150(幅)x42(高さ)x122(奥行き)mmです。数値だけではわかりづらいですが、12cm用CDケース(10mm厚)を4枚重ねた大きさとほぼ同じです。比較的にコンパクトな部類ではないでしょうか。ちなみに重さは 500gです。

■便利な機能
まず紹介したい機能は「オーバーロード」を確認できるLEDがついていることですね。ソース(入力)からのレベルを超えた大音量を検知すると US-125M本体 左上の「OLランプ」が点灯します。各入力の音量調整の目安になるので便利です。

Us125m2
※画像は公式ページより引用

あと使ったことはありませんが「マイクのリミッター機能」も搭載されています。マイクからの突発的な過大入力を防げる機能だそうです。リミッター機能はボタンでオン/オフできます。

他にはパソコンの音をミキシングした後にパソコンへ音を返す/返さないを制御できる「LOOP MIXスイッチ」などがありますが、次回以降の記事で詳しく紹介したいと思います。

★次回はTEAC TASCAM US-125Mの「使い勝手」を記事にしたいと思います。

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2012年3月10日 (土)

ブログを始めて揃えた道具(2)

「ブログを始めて揃えた道具」の 2回目です。前回、“道具”を紹介したのが2010年11月20日のことなので随分と時間が経ってしまいました。今回も同様にデジタルカメラ機器を中心に紹介したいと思います。

(1)撮影セット「フォトラ」
まず最初に紹介したいのはデジカメ撮影セット「フォトラ」です。フォトラはちょうど一週間前の記事に詳しく書きましたが、当ブログのようにデジタル系ガジェット(小物)等の物撮りに最適です。

[フォトラ -- PHOTO LIGHT BOX]
http://www.photola.co.jp/
 Photola01_2 Photola00_3

<製品概要>
フォトラ本体(85x260x210mm) x2台、蛍光灯 13W (FPL13EX-D 昼光色) x2個、背景紙 x1枚、背景紙台 x1枚、専用ディフューザー(白/黒) x各2枚、専用拡散パネル x2枚、説明書 x1枚、ガイドブック x1冊

本格的な撮影照明は設置場所や価格の面で導入しにくいですが、フォトラは撮影に必要なアイテムが一式入って約2万円ほどです。価格面でも他の撮影照明より導入までの敷居も低いと思います。使い勝手もいいので物撮り初心者さんにもオススメの製品です。

(2)忍者レフ
次に物撮りに便利なのがよしみカメラの「忍者レフ」です。忍者レフは例えば電車や飛行機から車窓を撮る時にガラスに自分が映り込んでしまうのを防止することができます。

[忍者レフ]
http://www.443c.com/reflecter/

Ninjaref1_3Ninjaref3_3

<製品仕様>
忍者レフ x1枚、大きさ:開平時 直径50cm、収納時 直径20cm、重量:138g

装着は簡単でシャンプーハット?の要領でレンズに忍者レフを被せるだけです。忍者レフの中心部(レンズが入る部分)はゴム素材になっていて伸縮します。公式ページによると直径82mmまでのレンズに対応しているそうです。効果のほどは下の画像をご覧ください。

[通常撮影] [★忍者レフ使用]
Blogcollect1 Blogcollect2_2

画像は「ウォークマン NW-A867」の記事用に撮影したものです。左側の画像を見るとウォークマンの画面に黄色いものが写っています。これは撮影時に着ていた「黄色のシャツ」が原因です。

同じ黄色シャツを着ていても忍者レフを使った場合にはウォークマンの画面に映り込みがありません。あとウォークマン本体下部のボタンが光を反射しているのに対して光の拡散が押さえられ画像に落ち着きがでますね。

忍者レフは裏返すと「白レフ」として使えるので“リングライト”のような効果を与えることが出来ます。人物などの被写体に光を向けたい時などに便利ですね。

収納面も考えられていて∞型に折りたためば直径 50cm→20cmぐらいのサイズにまでコンパクトになります。収納ケースも付いているので片付けにも便利です。
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忍者レフの注意点としてはコンパクトデジカメの使用には向かないことでしょうか。コンパクトデジカメが沈胴式レンズであればカメラを三脚に立てて忍者レフを手で支えれば使えないことはないですが、固定鏡胴式や屈曲式ではケラレてしまうかも知れません。

(3)ライティングレフ 18%グレー反射板
前回も「フォトラ」の記事でも紹介した「プロが教えるデジカメ撮影テクニック -- 三浦 健司(著)」という本を読んでからというもの欲しい撮影機材が増えましたw

本の中で紹介されている撮影機材の中でも『18%グレー反射板』は比較的に価格も安く(2~3千円程度で)、被写体を見た目に近い明るさで撮影できるということで興味が沸きました。(ちなみにこの本の中でも「忍者レフ」が紹介されています)

18%の反射率を含んだグレーカラーであれば素材は紙でも何でもいいみたいなのですが、ただの紙では面白くない(!?)ので今回はケンコー・トキナー製「ライティングレフ 18%グレー反射板」というものを購入してみました。

[ライティングレフ 18%グレー反射板]
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/lighting/lighting_ref/4961607806999.html

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<製品仕様>
ライティングレフ x1枚、大きさ: 開平時 32cm四方、収納時 14x15.5cm ※実測値、重量 約63g (ケース込みの場合 約78g) ※実測値

何といっても物撮りしていて困るのが「一眼カメラ」のように被写体が全体的に黒っぽいものを撮影したときです。被写体が黒っぽいとカメラ内蔵の露出計が「光の反射が弱い(暗い)」と判断してしまうため、全体的に白っぽい仕上がりになってしまいます。(露出オーバー)

そんな時、撮影前に「18%標準反射板」を使って補正しておけば目で見た明るさに近いアウトプットを得ることが出来ます。補正できるのは被写体が「白っぽいもの」でもOKです。白っぽいものは反対に露出アンダーになりやすいので「18%標準反射板」を使えば補正できます。

この記事では「18%グレー反射板」の具体的な使い方は省略しますが、ライティングレフ の説明書(製品タグ)に18%グレー反射板の使い方が載っているので参考になります。

ちなみに「ライティングレフ 18%グレー反射板」も忍者レフと同じように裏返して使えば「白レフ」になります。屋外撮影では荷物が多くなりがちになるので「標準反射板」と「レフ板」と 2種類の機能が 1枚に集約されているのは助かりますね。またこのライティングレフも折りたためるので持ち運びにも便利です。

(4)まとめ
今回もカメラ機材を中心にした「ブログを始めて揃えた道具」の紹介でした。カメラの道具は面白いものがたくさんありますね。ついカメラ製品に偏ってしまうので次回こそ?はカメラ機材以外の道具も紹介したいと思いますが掲載時期は未定ですw

[★撮影照明 関連記事]

2012年3月 3日 (土)

デジカメ用撮影セット「フォトラ」を使ってみた。

先日、物撮りを勉強できるように 1冊の本を買いました。

Scametechbook [プロが教えるデジカメ撮影テクニック]
人物、商品、生き物の魅力を引き出す96例
三浦 健司(著)

この本の良いところは撮影時のテクニックが実例とともに紹介されているところなのですが、内容を読むにつれ「撮影照明が欲しい~」と強く思うようになりましたw

補助光として「LEDライト CN-126N」を持っていますが光源が一つしかないので被写体の後ろに強い影が出来てしまいます。かといって本格的な撮影機材は購入費用や設置場所の問題で導入は難しそうです。何とか簡単に設置できてキレイに物撮りできる製品はないかと物色していたところ大里化工さんの「フォトラ」という製品に行き着きました。

[フォトラ -- PHOTO LIGHT BOX]
http://www.photola.co.jp/
Photola01_2 Photola00_3

<製品概要>
フォトラ本体(85x260x210mm) x2台、蛍光灯 13W (FPL13EX-D 昼光色) x2個、背景紙 x1枚、背景紙台 x1枚、専用ディフューザー(白/黒) x各2枚、専用拡散パネル x2枚、説明書 x1枚、ガイドブック x1冊

セット内容ですがフォトラを購入すれば光源が2つ付いてきます。それでいて実勢価格が約2万円程度で済むのは助かります。あと添付物に「背景シート」と「台座(段ボール)」が付いているので商品到着後すぐに本格的な撮影が可能です。

(1)使い勝手
購入直後のセットアップも簡単で発光源となる蛍光灯を挿して、光を拡散させるためのシートを被せるだけです。この作業も購入直後と蛍光灯の交換時のみです。

実際にフォトラを使いたい時は 3ステップで設営完了です。とても簡単です。

  1. 電源コードをコンセントに挿す
  2. フォトラのカバーを開く
  3. スイッチON

で撮影準備完了です。

フォトラを机の上に載せて使う場合では、十分な光が届く範囲は高さ 25cm x 幅 35cmぐらいでしょうか。あまり大きな被写体には向きません。被写体の大きさはアクセサリーや小物ぐらいがいいと思います。ただしガイドブックの作例によるとフォトラに三脚を使えばもう少し大きな被写体(Tシャツや花瓶)も撮影できるようです。

そそ、フォトラの底面には「三脚用ネジ穴」があります。そのためフォトラを高い位置へセットすることも可能です。高さのある被写体や影を出す方向をコントロールしたい時に便利ですし、市販の三脚ネジに対応したブラケット類がそのまま使えるので光源としての自由度も上がりますね。

あとフォトラは“使った後”のことも考えられていて、電源コードを本体に格納できるようになっています。収納した時もスッキリします。こうした配慮も大切ですよね。

Photola3
三脚用ネジ穴があるのは便利
Photola4
ケーブルも本体内に収納可能

電源ケーブルの長さは約190cmで、重さは1046g/台(蛍光灯を含む)でした(どちらも実測値)。コンセントまでの距離や三脚に載せる際の目安にどうぞ。

(2)作例
作例と呼べるほどのものではありませんが、フォトラとソニーα77の内蔵フラッシュを使った場合の比較です。

[フォトラ使用]
Photola2 影の出方が自然。全体的に光が回り込むことによって製品の質感・立体感も出ている。ちなみに露出は +1.0まで上げています。
[内蔵フラッシュ]
Photola1 前からの明るいフラッシュのため被写体に立体感がなくなってしまう。室内灯を背後に撮影したため被写体下に黒い影が出来ている。(これは単なるミスだけどw)

これ以外にも外付けフラッシュ(HVL-F43AM)を使ったパターンも撮影してみましたが満足のいく結果は得られませんでした。具体的にはバウンス撮影のおかげで被写体に光が回り込んで立体感が出るのはフォトラと同じでしたが、光が強い分 被写体の下に強い影も出てしまいます。

今回のデジカメのような金属製の被写体であれば多少影が強く出ても問題ありませんが、ぬいぐるみやフィギュア等では“怖い”仕上がりになるかも知れません。フォトラであれば自然なライティングになるのでそういった心配はありませんね。

(3)フォトラと一緒にあると便利なもの

  1. 三脚
    ⇒ 安定した撮影にはやっぱり三脚は欠かせません。購入をオススメします。
  2. 撮影ブース
    ⇒ 被写体を色々な角度で撮る時に余計なものが写らないので便利。当面は付属の背景紙で全然問題ありません。ステップアップしたい方は撮影ブースをどうぞ。
  3. レフ板
    ⇒ 光が足りないところや影の出方を調整する際にあれば良い。アルミホイルで作った自作レフ板でもOK

フォトラの使い方のコツは製品に添付のガイドブックや公式ページにやさしく・丁寧に解説されているので初心者の方にも安心です。

(4)気になったこと

  • 無段階の調光はできない
    ⇒ 電源ケーブルに付いているのは調光用ボリュームかと思いきや電源ON/OFF用のロータリスイッチでした。
    Photola5
    ま、光の量を調整したい時は専用のディフューザー(白/黒)が添付されているので強すぎる光を弱めることは出来ます。電圧調整式だと良かったですね。
  • 蛍光灯の交換がやや面倒
    ⇒ シートを外すのにちょっとしたコツが必要。ま、頻繁に行う作業ではないので問題ナシです。
  • 本体2台を重ねて収納できない
    ⇒ フォトラは丸みのあるデザインなので重ねて置くことが出来ません。本棚や収納ケースに重ねて収納する時に不安定です。(そのため購入時の段ボールが捨てにくい、、、)
  • 背景紙台は段ボール
    ⇒ 背景紙を立てかける背景紙台は段ボール製です。開封時に緩衝材だと思って捨ててしまわないようにw

あれこれと気になったことを書きましたが、機能追加して「価格上昇」「複雑な構造」では撮影初心者に敷居の低いハズのフォトラのポリシーに反するような気がします。フォトラは使い勝手やデザインがシンプルであることが一番のメリットだと思います。(よりよい製品になるためには改良も必要だと思いますが、、、)

(5)まとめ
公式ページに“世界最速の商品撮影セット”や“30秒で撮影可能”と説明がありますが、フォトラを使えば本当に簡単に素早く撮影が可能です。

「撮影セット」なんて少し前までは、本当に写真が趣味な人かプロの写真家しか必要のないものでした。今はブログ等が一般化したことやオークションへ出品するなど自分が撮影した画像が人の目に触れる機会が多くあります。自分の撮った画像に好印象を持って貰いたいと思う人も確実にいるので、個人レベルでも撮影セットの需要はあるように思います。

フォトラは今まで敷居が高かった“本格的な撮影”を手軽に実現してくれる良い製品だと思います。撮影セット初心者の方はモチロンのこと、本格的な撮影用ライトの価格に嘆いている方も一度フォトラを使ってみてはいかがでしょうか?

[★撮影照明 関連記事]

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