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2012年4月

2012年4月21日 (土)

ソニー 電子書籍リーダー「Reader(PRS-T1)」をレンタルしてみた。(2)

前回はソニー Readerの「レンタルの流れ」を記事にしました。今回はReader(PRS-T1)を触った感想などを書いておきます。貸出機という性質上、一週間と短い期間でのレビューとなりますがご了承ください。

(2)外観・仕様
■大きさ・重さ
PRS-T1の重さは約168gとスマートフォンと変わらない重さですが、手にとって見ると仕様より軽く感じます。サイズは「幅110×高さ173.3×奥行9.6mm」という大きさで“新書判”に近い大きさだそうです。Readerを通勤時にも持ち歩いていたのですがスーツの上着の内ポケットにギリギリ入る大きさでした。

Prst122_2
※画像は公式ページより引用

■電池の持ち
電子書籍リーダーとしてソニー Readerや Amazon Kindleを選びたくなるのは「電池持ち」が良い部分ですね。公称値では「1回の充電で 5週間※1」のスタミナ性能があるようです。話半分だとしても 2~3週間は無充電で使えそうです。

※1: ワイヤレスオフ時。テキストベースのXMDFドキュメントを約1分/1ページで1日約30分間読書した場合

■カラー
貸出機ではカラーは選べませんでしたが、新品購入時は本体色を三色(ブラック/ホワイト/レッド)から選べます。欲を言えば携帯電話(フィーチャーフォン)のように 8色や10色ぐらいから選べると人気が出るかも?

Prst121
※画像は公式ページより引用

■その他
ソニー Readerは Amazon Kindleをお手本に作ったのか?大きさ、重さとも「第四世代 Kindle」とほぼ同じスペックです。両者の違いはソニー Reader(PRS-T1)には「メモリカード(microSD)」「音楽再生」があることですね。

レンタル機「PRS-T1」は 6型/WiFiモデルでしたが、同じボディで 3G回線+WiFi機能を持った「PRS-G1」や 5型で通信機能ナシの「PRS-350」というモデルがラインナップされています。(2012年4月現在)

(3)使い勝手
内蔵メモリは 2GBですが、上述した通り PRS-T1は microSDカード(32GB)で容量の拡張が可能です。かなりの読書家でも容量的に困らないと思います。

やはり特筆すべきは「電池の持ちの良さ」「目の負担が少ない」ことです。繰り返しになりますが、電子ペーパーを採用していることでバッテリーの持ちは非常にいいです。今回は一週間というレンタル期限内にバッテリー切れを見ることはありませんでした。今後 Readerを購入したとすれば逆に充電するのを忘れてしまいそうですw

ディスプレイの視野角も広くほぼ真横からのぞき込んでも色むらなどはありません。画面にちらつきもないので長時間見ていても疲労感はほとんどありません。

自炊した電子書籍(PDF/EPUB)を読むに当たって便利だった機能は「余白調整」が出来ることですね。具体的には Readerの画面はグレースケール(白黒)なので拡大縮小された画像はあまり綺麗ではありません。むしろ拡大縮小させないで済むように自炊データを変換(最適化)しておくことが必要です。ただ最適化したデータも余白部分にバラつきがあるのでReaderの「余白調整」の機能が役に立つというわけです。

また電子ペーパーは「背景(画像)+文字」のような凝った本も苦手ですが、逆に文字だけの小説や文庫本は紙面に近い感覚で読むことが出来ます。

(4)気になったこと
レンタル期間の短い間ですが気になったことを書いておきますね。

  • 周辺(部屋)の明るさが変わると見やすさも変わってしまう
    ⇒ 電子ペーパー(Eインク)は液晶と違って自発光しないので外光(太陽光/蛍光灯)などの明かりが必要です。寝っ転がって読んでいると寝返りの際に明るさが変わって読みやすさも変わってしまいますね。

    明るさの対策として「ライト付きカバー」が販売されているので利用するのも手です。
    [ライト付きブックカバー PRSA-CL20]
    (公式ページ) icon

    Sprsacl20
  • 画面スクロールに弱い
    ⇒ これも電子ペーパーの特性なので仕方がないですが、画面をスクロールさせると色濃度ごとに複数回画面を書き換えているのが良くわかります。Apple iPadや Androidタブレットの快適なスクロールを期待しているとガッカリするかも知れません。
  • 大型本は向かない?
    ⇒ 上記の“スクロール”と関係がありますが、適切な文字サイズに調整すると 1画面に入りきらない(画面スクロールが必要な)大型本の読書には向かないと思われます。画面の書き変わりが遅くイライラするかも知れません。
  • ストラップホールがない
    ⇒「片手読み」や「落下防止」の意味でもストラップホールがあれば良かったですね。故スティーブ・ジョブズだったら嫌がるかも知れませんがソニーは問題ないかとw

その他の希望では左右ボタンの長押しで「ページの先頭」へジャンプ出来たり 「10ページ単位のスキップ」「ページスキップ用ダイアログの表示」等の設定があれば良かったですね。

(5)まとめ
年内には黒船(Amazon Kindle)が日本にやってくるという話はありますが、国内で安心して購入できることや日本語でのサポートの面で「ソニー Reader」は“アリ”だと思います。前回の記事でも書きましたが、レンタルサービスを利用してみて Readerの便利さを実感するとともに“欲しい”と思わせるものがありました。

この先、電子書籍が普及するのは必然だと思いますが、電子書籍の動向を見ていると昔の「Apple iPodの登場」を思い出します。iPodの登場によって既存のカセットテープやCD/MDが一斉に iPodに塗り替えられたのは記憶に新しいと思います。同じように電子書籍が普及する時も一斉に新しい媒体(紙面→電子デバイス)へ変わってしまうのでしょう。

電子書籍の覇権を握るのはどの端末になるのかは不明ですが、幸い?電子書籍リーダー(Reader/Kindle)は 1~2万円程度と比較的に手に入れやすい価格で販売されていますし、流行になる前に“下見”がてら購入して使ってみるのも面白いと思います。また、この記事を書く発端となった「Readerレンタルサービス」を利用するのも良いと思います。電子書籍の便利さは使ってみないと判らないんですよね。ホント(笑)

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[★電子書籍/自炊関連記事]

2012年4月14日 (土)

ソニー 電子書籍リーダー「Reader(PRS-T1)」をレンタルしてみた。

ここ数年、日本でも「電子書籍」の普及へ向けて印刷・出版業界などで積極的な動きがあります。“電子化”への流れが積極的なのは嬉しいですが、一人の消費者としては規格が乱立している状況にはウンザリしています。

また電子書籍だけでなく電子書籍を読む「リーダー」の方もまだデファクトスタンダードと呼べる製品はありません。電子書籍に興味はあってもリーダーの購入を躊躇っている方も多いのではないでしょうか。

そんな折り、ソニーから『電子書籍リーダー“Reader”(リーダー)レンタルサービス 』 iconというサービスがあることを知りました。このレンタルサービスの面白いところは「貸出機(PRS-T1)レンタル無料」「1,000円分の書籍を1冊無料」などちょっと使ってみようかなと思わせる内容です。

今回、ソニーストアから貸出された機器は「Reader PRS-T1」になります。

[ソニー 電子書籍 Reader PRS-T1]
(公式ページ)
iconSprst11
<製品仕様>
ディスプレイ:6型電子ペーパー(解像度 600×800ドット) 搭載 16階調グレースケール、タッチパネル:クリアタッチパネル(光学式)、内蔵メモリー容量/使用可能領域:約2GB/約1.4GB、最大外形寸法:幅110×高さ173.3×奥行9.6mm、質量(充電池含む/g):約168g

主な付属品:“eBook Transfer for Reader” タッチペン USBケーブル 保護ポーチ クイックスタートガイド ユーザーガイド 安全のために 保証書

ソニー Readerについては他のサイトで詳しく解説されているので、本記事は主に「レンタル時の流れ」と「使い勝手」等を紹介したいと思います。

まず、Readerレンタルサービスですが「貸出機 無料」や「1,000円分の書籍無料」等に目が行ってしまいがちですが、レンタルにあたり注意点があります。

レンタルサービスの注意点

  • レンタル機器は「PRS-T1」 6型 WiFiモデル (カラーは選べません)
  • レンタル期間は一週間 (7泊8日)
  • 対象年齢 満18歳以上
  • 受付はソニーストア直営店のみ (銀座/名古屋/大阪)
  • 利用後アンケートに協力

借りられる場所が少ないのがネックですが幸い会社近くにソニーストア大阪があったので立ち寄ることにしました。

(1)レンタル方法
■店舗へ
まず Readerをレンタルするにはソニーストア直営店(銀座/名古屋/大阪)へ行きます。直営店は日本に 3店舗しかないので利用者は限られてしまいますね。。。

レンタル希望の方はソニーストアへ行く前に店舗へ電話して「Reader貸出機の空き」があるか聞いた方が無駄足にならずに済みますね。

■受付
スタッフに「Readerレンタル」の旨を伝えると受付カウンターへ案内されます。その際に年齢確認のために「身分証明書※1」の提示を求められました。

※1: 運転免許証、健康保険証、パスポート、学生証のいずれか

申込み用紙に必要事項(氏名/住所/電話番号)を記入します。あと「My Sony ID」というソニーの会員サービスへの登録が必要になります。私の場合、既に「My Sony Club」の会員だったのですんなり受付は終わりました。(既会員の方は受付の前に「会員ID」と「パスワード」を用意しておくとスムーズに事が進みます)

■セットアップ
貸出機の基本的なセットアップはスタッフの人が行ってくれます。併せて自分の「My Sony ID」にソニーポイントを 1,000円分チャージしてくれます。この 1,000円を使ってソニーの eBookストア「Reader Store」から好きな本を 1冊選ぶことが出来ます。選んだ本もスタッフの人が Reader側へコピーしてくれました。

貸し出されたものは下記になります。

Reader本体 (PRS-T1)、保護ポーチ、USBケーブル、ACアダプター、タッチペン (各1個)

あとは貸出機を受け取ったら受付は終了です。てっきり「利用上の注意」とか「誓約書」などを書かされるモノかと思っていましたが、あっさりと受付は完了です。思わず「何か注意点はありますか?」と聞き直してみると「添付物に貸出の事が書いてある紙が入っているので(家に帰ったら)読んでおいて下さい」と言われましたw

■貸出し中
貸出機だからといっても利用に制限はありません。「Reader Store」からお気に入りの本を購入することも出来ますし、自炊※2 した PDFを Readerへ転送することも可能です。新品の Readerを購入してきた状態と同じと言えます。(Readerの使い勝手については次回)

※2: 自炊 -- 自ら所有する書籍や雑誌を自らの手で裁断機で切断しイメージスキャナを使ってデジタルデータに変換する行為 (Wikipediaより抜粋)

■返却
Reader返却時は自分で転送した電子書籍は念のためバックアップ&削除しておきます。再びソニーストアへ行って貸出機をスタッフの人に渡すと貸出機の初期化?を行ってくれます。

初期化の間に30問ぐらいの「アンケート(Web)」に回答します。質問は電子書籍やソニー Readerに関する問いが主でした。もっとアンケートに書き込みたいこともあったのですがスタッフの人を待たせているので簡単に素早く入力ですw

以上で「“Reader”(リーダー)レンタルサービス」は完了です。レンタル後も特にソニーストアから Reader購入を促されることもなく気持ちよくレンタル出来ました。

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レンタルサービスは『電子書籍 or ソニー Readerに興味はあるけど購入はちょっと、、、』と判断に迷っている“電子書籍予備軍”の方にはオススメです。貸し出しエリア限定になりますが費用負担は全くないのでお手軽にレンタルできます。余談ですがレンタル中にソニー Readerが欲しくなったのは秘密ですw

★次回はソニー Readerの「使い勝手」「まとめ」等を記事にしたいと思います。

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[★電子書籍/自炊関連記事]

2012年4月 6日 (金)

ミキサー機能付USBオーディオインターフェース「TEAC TASCAM US-125M」を使ってみた。(3)

前回はUS-125Mを使った「再生・録音」を記事にしました。今回は「オプション品」「気になったこと」「まとめ」を紹介したいと思います。

Us125mfntrear

(4)オプション品
未購入ではありますが専用のACアダプターが販売されています。

[TASCAM USB対応ACアダプター PS-P515U]
http://tascam.jp/product/ps-p515u/
 Psp515u1
<製品仕様>
電源:AC100~240V 50-60Hz、DC出力: USB A メスタイプ

PS-P515Uは給電専用ACアダプターです。パソコンとの接続(USB DAC)が不要な人向けの製品ということになりますね。この製品は購入していないので詳しいレビューは出来ません。市販の USB充電器が使える/使えないかも確認していません。(ゴメンナサイ、、、)

ふと思ったのですが US-125MやACアダプターに“電源ボタン”はないので電源を切るには「USBケーブルを抜く」か「コンセントからACアダプターを外す」方法しかありません。これを買った人は電源を入れっぱなしなのかな?  (^^;

(5)気になったこと
US-125Mを使っていて気になった点を紹介したいと思います。

  • USBランプは点灯したまま
    ⇒ ノートPC(Windows)がスリープ状態になっても US-125Mの USBランプ(LED)は付きっぱなしです。私は全然気になりませんが気になる人もいるかと思います。
  • WAV録音だと音ズレが目立つ
    ⇒ 同一パソコンで「エミュレータ(XM6g)の動作」と「録音」を行うためか WAV録音すると“音ズレ”があります。録音中は音ズレはないのですが、いざ録音ファイルを再生してみると音がスキップしていたりテンポがおかしかったりします。安定したデジタル録音のためにも「デジタル出力」で外部機器へ出力できれば良かったと思います。(補足しておくと WMAやMP3で録音した場合は音ズレはありません)
  • デジタル出力がない
    ⇒ 上述のとおり US-125Mにはデジタル出力(光/同軸)がありません。この価格帯だとデジタル出力は難しい?
  • ASIOドライバ非対応
    ⇒ US-125Mは ASIO非対応です。詳しくは知りませんが「DAW(DTM)」や「ニコ生セッション」など機器の発音タイミングが重要な人には気になる話のようです。

(6)まとめ
ミキサー機能だけを期待して購入してみた US-125Mでしたが、ミキシングの使い勝手も良いですし録音も便利で愉しいです。小型ながらなかなか頼もしいヤツですw

記事では触れることが出来ませんでしたが、US-125Mは WindowsやMacで使う場合には 「追加のデバイスドライバー不要」なので『ミキサーを使ってみたいけどパソコンは苦手』という方にもオススメできます。

今回は懐古趣味(エミュレータ+MIDI機器)のためのミキシングでしたが、US-125Mはいろいろな目的(インターネット生放送、etc)に使える手軽なミキサーだと思います。なるべく予算をかけずにミキシング環境を構築したい場合に向いている製品だと思います。

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