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2012年7月

2012年7月23日 (月)

無線LANルータ NEC Aterm WR9500Nを使ってみた。(2)

前回はNEC Aterm WR9500Nの「仕様」や「製品特徴」をお伝えしました。今回は「使い勝手」や「気になったこと」「まとめ」を紹介したいと思います。

(3)使い勝手
Aterm WR9500Nは多くの機能を有しているのですが、すべての機能をチェックして紹介するのは困難です。今回はAterm WR9500Nの無線LANおよびストリーミング再生に特化して紹介したいと思います。

■ストリーミング再生 (動画)
前回の記事でお伝えしたとおり「ストリーミング再生(Slingbox)」ですが全く問題ありません。動作確認した機器は下記の通りです。

無線LAN親機: Aterm WR9500N (Ver1.0.14)
無線LANクライアント: iPhone 4 (iOS:5.1.1)
ストリーミングアプリ: SlingPlayer for iPhone (Ver2.4.6)

の組み合わせで確認しました。

こちらで動作保証することは出来ませんが今まで問題となっていた「再生途中で無応答」になる事象は出ていません。希に画面が止まることはありますが、数秒で回復するようになりました。(⇒ 以前はアプリ(SlingPlayer Mobile)を再起動するしかなかった)

■au Wi-Fi WINも安心?
今の時代、スマートフォン全盛ですが携帯電話(フィーチャーフォン)も併用しています。携帯電話のキャリアは au (iida G11)で通信定額サービス(ダブル定額)にも加入していますが、通信費を抑えるため「Wi-Fi WIN」も積極的に利用しています。

今まで Planex製の小型ルータ MZK-MF150を使っていたのですが Wi-Fi WINを使うと通信が不安定な状態でした。症状的には携帯電話とMZK-MF150とのWi-Fi接続は出来ているのですが少し時間をおいてから通信すると無応答になる事象がありました。

Aterm WR9500Nではそんな心配もなく通信できています。ただし、Aterm WR9500Nは正式な Wi-Fi WIN対応製品ではありません。ま、Wi-Fi WINの対応機器の多くは NEC製なので Aterm WR9500Nでも大丈夫なのでは?と思って購入しました。今ではWi-Fi WINも安心して使えるようになって満足しています。

(4)気になったこと
通信面では満足している Aterm WR9500Nですが気になった箇所もあります。

■設定保存は二段階
Aterm WR9500Nの設定は「二段階」になっています。例えば「MACアドレスフィルタリング」の設定であれば、新しい機器のMACアドレスを「追加」すれば機能は有効になりますが、「保存」を押しておかないと、停電などで不意に再起動した時に設定値も消えてしまいます。

Wr9500n21a「MACアドレスフィルタリング」を例にしましたが、設定によっては「追加」ボタンを押しても即時反映する/しない設定がある模様です。いずれにせよ再起動後も設定値を有効にしたければ画面左上の[保存]ボタンを押して正式に保存しなければなりません。※1

慣れない内は「保存」し忘れたら?と不安に感じるかも知れませんが、画面で「保存」しないと設定値が消える旨を知らせる警告文が表示されるので保存し忘れることはないと思います。

※1: Cisco製ルータ等でいうところの「running config」や「startup config」のような関係ですね。

■最新の無線LANルータでも鉄筋住宅は苦しい?
過去にPLCアダプタ BL-PA510KTの記事でも書きましたが建物が鉄筋だとやはり通信を阻害してしまうようです。Aterm WR9500Nの製品が悪いというより無線LANの仕様や使用周波数帯に影響されているようです。

■DDNS設定は制限アリ
現在のファームウェア(Ver:1.0.14)では対応しているDDNS (Dynamic DNS)は「お名前.com」と「BIGLOBE」のみです。NEC製ルータなので BIGLOBE対応なのはわかるのですが、他にもメジャーなDDNSサービスがあると思います。

特にフリー(無料)のDDNSサービスに対応して欲しい人も多いと思うので、今後のファームウェアで改善して欲しいですね。

(5)まとめ
ホントはもっと便利で面白そうな機能(USB機能やECOモード等)があるのですが、日頃使っていない機能を紹介するのはポリシーに反するのでお伝えできませんでした。後日、未使用の機能を使うことがあれば記事にして紹介したいと思います。

Aterm WR9500Nは期待通りの安定した動作(特にWi-Fi関連)のおかげでストリーミングを見る機会がさらに増えました。価格が安い無線LAN製品は他にもありますが「安定した通信」が必要なシーンでは Aterm WR9500Nを選択肢に入れてみてはどうでしょうか? (ま、機器の相性ばかりはどうしようもないですが、、、)

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2012年7月17日 (火)

無線LANルータ NEC Aterm WR9500Nを使ってみた。

自宅ではロケーションフリー機器「Slingbox PRO-HD」をよく使っています。Slingboxをご存じない方に説明しておくと「自宅の映像再生機器(テレビやスカパー!等)の映像をストリーミング配信してくれる機器」になります。

Slingboxは場所を問わず映像を見たい時に見られるので本当に重宝しています。再生環境は Windowsや MacOSが搭載されたパソコンの他に iPhone/iPadや Android端末※1 で手軽にストリーミングを見ることが出来ます。

※1: iPhone, iPad, Android端末で再生するには別売の「SingPlayer Mobile」という専用アプリが必要です。

この便利な Slingboxも自宅で再生時に問題があって、なぜか iPhoneでストリーミング映像を視聴していると途中で止まってしまう事があります。ネット検索したところ同様の問題を抱えている方はいるようですが具体的な解決方法は見当たりませんでした。

そこで問題が無線LAN側なのか iPhone側にあるのか原因を切り分けるためにも無線LANルータを新調することにしました。今回、購入したのは以下の製品です。

[NEC Aterm WR9500N]
http://121ware.com/product/atermstation/product/warpstar/wr9500n-hp/

Wr9500n11
※画像は Amazon.co.jpより引用

<製品仕様>
外形寸法:約35(W)×111(D)×152(H)mm(突起部除く)、質量:約0.3kg、電源:AC100V±10% 50/60Hz、消費電力:17W (最大)、動作環境:温度0~40℃ 湿度10~90%(結露しないこと)

[LAN/WANインタフェース] インタフェース:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Te(Auto MDI/MDI-X対応)、伝送速度:1000Mbps/100Mbps/10Mbps、全二重/半二重 [無線LANインタフェース] IEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11g, IEEE802.11n [USBインターフェース]
USB2.0 x1(USB BusPower対応)、アンテナ: 2.4GHz:送信2x受信2  5GHz:送信3x受信3
(内蔵アンテナ)

詳細な説明に入る前に「iPhoneでのストリーミング再生の問題」の結論を書いておきます。Aterm WR9500Nを導入することで『無事解決!※2』しました。解決した内容を正確に書くと“再生が途中で途切れる”ことは導入後もあります。ただし、そのままアプリを閉じずに待っていると回復するようになりました。(⇒ 今までは何をやっても回復せず停止状態)

※2: 注意点(免責?)ですが、どんな機器にも“相性”があり、この組み合わせで絶対に大丈夫というものではありません。上手くいった事例のひとつぐらいの気持ちでお読み下さい。

(1)本体サイズ
大きさは「文庫本」を少し大きくしたぐらいです。思わず本棚に並べて置きたくなるような大きさですねw ちなみに重さは約300gです。設置は縦置き・横置きのどちらでも可能です。横置きにすれば液晶テレビの台座横の空きスペースに置くことも出来ますね。

Wr9500n12
※画像は公式ページより引用

デザインは別モデル Aterm WR8750Nと大差ありません。違いといえば Aterm WR9500Nはパネルの一部にカーボン調?をあしらった箇所があり、ちょっとしたハイエンド感の演出があります。デザイン上で気に入っているのは「無線LAN用アンテナ」が突出していないことですね。見た目にもスッキリしていて良いです。(両モデルとも)

本体サイズとは関係ないですが、本体の発する熱はエアコンの掛かっていない部屋で“やや熱い”といった感じです。ADSL時代の無線LANルータに比べたらこの熱さは可愛いモノかとw 、、、とはいえ風通しのいいところへ設置しておいた方が良いと思います。

(2)製品特徴
Aterm WR9500Nの製品特徴のうち、気になった機能を紹介します。

■無線LAN 高速通信(450Mbps)に対応
IEEE802.11nを使った無線通信が 2ストリームから 3ストリームになったことで通信速度は最大 450Mbpsになりました。無線LANルータは頻繁に購入するものではないので、今回は最上位グレードのものを購入しました。少しでも購入価格を抑えたい場合や最大通信速度 300Mbps (2ストリーム)で良ければ「Aterm WR8750N」を購入しても良いと思います。 (比較表)

■TVモード搭載
ストリーミング再生していると映像が途中で途切れたりすることは Slingboxに限らずあると思います。Aterm WR9500Nの TVモードを使えば無線におけるストリーミングの優先制御(QoS)が出来るようになり映像が途切れにくくなります。

その代わり機器が WMM(Wi-Fi Multimedia)に対応している必要があります。Slingboxが WMMに対応しているかは不明です。Slingboxの再生では TVモードをオン/オフして見てもイマイチ違いがわかりませんね。

もしお使いのテレビが WMM対応の「アクトビラ」や「ひかりTV」であれば、この「TVモード」が役に立つかもしれません。

■WAN/LAN全ポートギガビット対応
クライアント機器もだいぶギガビット対応が増えてきました。ギガビット用スイッチングハブを購入予定だった人には設置機器が減るのでコスト的にもスペース的にも嬉しいと思います。(スイッチングハブ部分の仕様は不明ですが、、、)

★次回は Aterm WR9500Nの「使い勝手」や「気になったこと」「まとめ」を記事にしたいと思います。

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2012年7月 2日 (月)

PLUS かんたん替刃交換 裁断機 PK-513LN-Aを使ってみた。(4)

前回は「自炊にあると便利なグッズ」の紹介を行いました。今回は PK-513LNの「気になったこと」「まとめ」の紹介で記事を締めくくりたいと思います。

Pk513lna43_2 ※画像は Amazon.co.jpより引用

(4)気になったこと
裁断機 PK-513LNを使ってみて気になった箇所を紹介します。

■裁断数カウンター
ハンドルを下げる(裁断)ごとにカウントする「裁断数カウンター」が欲しかったです。カウンターがあれば替刃や受木の交換時期を知る目安になると思うのですが、、、

■収納スペースの問題
記事でも取り上げましたが、PK-513シリーズは収納目的でハンドルを倒したままにすることが出来ません。PK-513LNが梱包されてきた箱を利用すればハンドルを倒して収納することも出来ますが、開梱の都度ハンドルで顔面を強打しないように注意しなければなりません。

ま、PLUS社もまさか PK-513シリーズのような大型裁断機が個人向けに人気が出る日が来るとは予想もしていなかったでしょう。需要は確認できたと思うので、ぜひ次期モデルは収納面も考慮に入れて欲しいですね。

■文庫本サイズの裁断は経済性が悪い?
Pk513lna42PK-513LNは A4サイズまでの裁断が出来ますが文庫本のような小型の本を裁断する時は裁断機に向かって右側の刃ばかり使います。雑誌サイズの本をほとんど裁断しないので左側の刃は新品同様です。

左側で裁断しない理由は「移動ガイド(右図)」が短いことにあります。もう少し移動ガイドを長くするかレール(固定ガイド)を左側にも付けてくれれば積極的に左側でも裁断できるのですが、、、(発想がセコイですか?w)

■大は小をかねない?
PK-513LNは刃が降りてくる箇所は奥まっていて見えにくいです。そのため例えばパスポートや履歴書の写真などの細かいカットには向いていません。小型のものをカット(裁断)する時はカッターナイフやペーパーカッター(DN-10B)等がオススメです。

[コクヨS&T ペーパーカッター DN-10B]
http://www.kokuyo-st.co.jp/search/1_detail.php?sid=100097271

Dn101Dn102_2
※画像は Amazon.co.jpより引用

<製品仕様>
品番:DN-10B、外寸法(WDH):87x177x30mm、裁断幅:140、質量:220g

(5)おまけ
裁断した本はもう「古本」としては扱って貰えず「古紙」としてリサイクルの道をたどります。ちょっと面倒なのが「古紙」を出す時です。例えば「日中は外で仕事をしているので、街を巡回している古紙回収車に出会えない」など、自分の都合に合わせて古紙を出すことが出来ない方に紹介したいのが『古紙ドライブスルー ユーカリ』さんです。

[古紙ドライブスルー ユーカリ] (近畿地区限定)
http://www.arainomori.co.jp/yukari/

Pk513ln41

ユーカリは(株)アライの森さんが運営している『無料』の古紙リサイクルサービスです。“ドライブスルー”とあるように「1.車などで店舗へ入っていって」→「2.注意書きを読んで」→「3.古紙を降ろす」だけです。ちゃんと国や団体からの認可を貰っているリサイクル事業者のようですし、不法投棄などの心配はなさそうです。

大量に古紙を出す必要がある時や人に見られたくない本や資料を破棄したい場合などユーカリを利用してみてはいかがでしょう (他の地域でも似たようなサービスはあるのかな?)

(6)まとめ
最初は PK-513LNは大きく重いので購入に二の足を踏んでいたのですが、いざ購入して使ってみると便利さを実感できました。最近は本を一冊裁断するごとに本棚のスペースが空くと思うと幸せになれますw

そういえば先週(6/26)のニュース記事で『Amazon.co.jp、「Kindle近日発売」と案内開始 』というのがありました。日本での発売について沈黙を守ってきた Amazon.co.jpがいよいよ動きだすみたいです。Kindle日本発売を機に「電子書籍」の普及が加速するかも知れませんね。

、、、とはいえ、最初から読みたい本がすべて揃っていることは考えにくいので、当面はご紹介した「裁断機 PK-513LN-A」+「ScanSnap S1500」で自炊しながら電子書籍の成り行きを見ていきたいと思いますw

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