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2012年10月 1日 (月)

ポータブル・ミュージックプレイヤー iBasso Audio HDP-R10を使ってみた。 (4)

前回はiBasso HDP-R10の「音質」についてレビューしました。今回はHDP-R10の「再生機能」を紹介したいと思います。

Hdpr10431HDP-R10には『HD Music Player』という専用プレーヤーが付属しています。HDP-R10の性能を引き出すには必須のプレーヤーです。これから紹介する再生機能はすべて「HD Music Player」の機能になります。

なお、HDP-R10は Android OSなので「Google Play (旧Android Market)」から気に入った音楽プレーヤーをダウンロードして使うことも出来ますが、後述する「専用機能」は使えないのでご注意ください。

(4)再生機能
■プレイモード
再生モードは「順番に再生する」「カテゴリーリピート」「一曲のリピート」「シャッフル」の 4種類から選ぶことが出来ます。一般的な音楽プレーヤーと機能的な差はありません。なお、プレイモードは「プレーヤー(ホーム)画面」でも選択できます。

Hdpr10421_4■EQ (イコライザ)
HDP-R10にも EQ機能があります。ちゃんと?プリセットされた EQも用意されていて、曲調に合わせて「カスタム」「ポップ」「ロック」「クラシック」「ダンス」「低音」から選択可能です。

気のせいか? ウォークマン(NW-A867)等の EQよりエフェクト感は弱いですね。パラメータを変えてもあまり変化を感じません。使っているイヤフォン(MDR-EX1000)との相性かも知れません。ま、相性は別にしても個人的には EQを切った「Direct Streaming」が一番聴きやすいです。

■Crossfading Play
曲間のフェードイン/フェードアウトが可能です。設定値は「5秒間」「10秒間」「Native Play(フェードなし)」を選べます。フェード処理も「プレーヤー(ホーム)画面」から選択可能です。

■DF (デジタルフィルター)
デジタルフィルター特性を変更することが出来ます。デジタルフィルターは iPodやウォークマン等の音楽プレーヤーでは見掛けない設定です。

デジタルフィルターについて少し調べてみると「デジタル-アナログ変換」と関係があるようです。デジタルフィルターの詳しい解説は出来ませんが、ここでは設定によるニュアンスの違いをお伝えしたいと思います。

設定は「Slow Roll-off」と「Sharp Roll-off」の 2種類から選べ、デフォルトでは「Slow Roll-off」が設定されています。

音のニュアンスですが、Slow Roll-offは普通に聴くことの出来る、当たり障りのない音の変化です。一方、Sharp Roll-offの方は音が堅く強(こわ)ばった感じがしました。別の表現では、音にイントネーションというかアクセントが付いた感じでしょうか?音のアタック部分にグリップ感があり「グッ」というような圧を感じます。

なお、HDP-R10の説明書に「40kHz以上の超高域で動作するデジタルフィルターのため、使用するヘッドホンやオーディオシステムによって効果が分かりづらい場合があります」との注意書きがあります。

注意書きの通り、再生環境によって変化が分かりづらいもののようです。音の違いが分かる鋭敏な方は嗜好や良く聴く曲に合わせて設定するのが良いと思います。

■SRC (アップサンプリング)
HDP-R10にはアップサンプリングの機能があります。アップサンプリングを簡単に説明すると「オーディオCD(44.1kHz)等をより高い周波数でリサンプリングすることで高音質化する技術」です。HDP-R10ではアップサンプリングのことを「SRC (Sampling Rate Converter)」と呼称しています。

SRCの設定は 4パターン可能です。

Hdpr10411_2

SRCを有効にしてみると、高音域側の音の粒度が上がる感じがします。具体的な例では、スネアのロールが一音一音(一打一打)滑らかに聞こえます。他にはハイハットシンバルやカウベル等の金属製の打楽器で高音域側の伸びを感じます。

HDP-R10のアップサンプリング手法(アルゴリズム)は不明ですが、割と自然に聞くことが出来ました。以前、パソコン上でアップサンプリング変換させるツールを試したことがあるのですが、低音が痩せてしまったりとデメリットも目立ちました。その点、HDP-R10の SRCはまだ普通に聞けます。

ただし、パソコンのアップサンプリング変換と比較してHDP-R10の SRCは「マシ」と言った感じで、音のバランスの悪さは付きまといます。例えば、ポップスでは高音域側の音が主張しすぎてボーカル域の旨みを殺してしまう事がありました。

SRCは粒度が上がり、オーディオCDの不満(情報量不足)を緩和する効果は認められるものの、すべての曲に有効というわけではありませんでした。曲によって SRC効果のマッチ/アンマッチがありますね。

なお、SRCにはダウンサンプリングの機能はありません。あと、元ソースが高サンプリング(176.4kHz/192kHz)の場合は自動的に「Native Play」として扱われます。

★次回はHDP-R10の「音楽ファイルの同期」について記事にしたいと思います。

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