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2012年11月

2012年11月30日 (金)

ストリーミングメディアプレーヤー WD TV Liveを使ってみた。(2)

前回は WD TV Liveの概要をお伝えしました。今回は「ネットワーク機能」や「気になったこと」「まとめ」を紹介したいと思います。

(4)SlingPlayer対応
この製品を選んだ最大の理由にもなるのですが、WD TV Liveは『Slingbox (SlingPlayer)』に対応しています。メニュー「テレビをライブ」から『SlingPlayer』を起動すれば、Slingboxの映像をテレビで見ることが出来ます。

Wdtvlive31

Wdtvlive21aWD TV Live内の画面サイズは「1920x544 ※1」となっており、Slingbox PRO-HDの「フルHD(1080i)※2」に対応しています。なお、画質はパソコン版やスマートフォン版と同じようにネットワーク帯域に合わせて映像品質が選択されます。

※1: 表示範囲はディスプレイに依ります。
※2: 現行機種 Slingbox 350では「1080p (1920x1080)」に対応 (記事)

Slingboxには、過去「SlingCatcher」という Slingboxからの映像を TVへ出力する専用機器があったのですが、現在は販売終了しています。ずっと代替品を探していたのですが、WD TV Liveに SlingPlayer機能があって助かりました。WD TV Liveを購入してからはテレビで Slingboxの映像を愉しんでいます。

(5)ネットワーク機能
パソコン等の「ファイル共有」機能を使って各種コンテンツを再生させることが出来ます。WD TV Liveは“DLNAクライアント”にもなれるので、他のメディアサーバへアクセス出来ます。あと、非公式ですが DTCP-IPに対応しており、例えば、ネットワークレコーダの“nasne”で録画した番組をネットワーク越しに見ることが出来ます。

nasneを使う上で注意したい点は下記のとおりです。 (nasne: Ver1.51で確認)

  1. nasneは固定IPにする必要がある?
  2. nasne側でWD TV Liveを登録する必要がある
  3. ライブチューナーは再生途中でデータの読み込みが入るので視聴は困難 (⇒ 録画した番組の再生は問題ナシ)

チューナー機能のない液晶ディスプレイ等に WD TV Liveを繋げると、nasneがテレビ代わりになってくれて良いです。

Wdtvlive23

他のネットワーク機能では、ホーム画面に「RSS情報」や「天気情報 (気温+天候)」を表示することが出来ます。

(6)気になったこと
WD TV Liveを使っていて気になった点を紹介したいと思います。

  • WD TV Liveは不安定?
    WD TV Liveを長時間使っていると不安定になってきます。具体的には“自動リブート”したり、“ハングアップ”する事があります。頻繁に新しいファームウェアをリリースしているようですが、不具合であれば早く修正して貰いたいですね。
  • HDMIケーブルは付属しない
    別途購入する必要があります。
  • Slingboxを検知できない事がある
    原因は不明ですが、WD TV Liveの SlingPlayerを起動しても宅内の Slingboxを見付けられないことがあります。不思議なのが、時間を置いて再接続するとアッサリ繋がったりします。環境に依存するのか、WD TV Live側に問題があるのか不明です。
  • テレビ用リモコンも必要
    WD TV Live付属品の赤外線リモコンにはテレビを操作する機能がありません。具体的には、テレビのボリュームやチャンネル操作するには「テレビ用リモコン」が必要です。欲を言えば WD TV Liveに「学習リモコン」の機能があれば良かったですね。ま、2つのリモコンを操作するのが面倒であれば、WD TV Liveのリモコン情報を「学習リモコン」へ移せばいいのですが、、、

(7)まとめ
2012年10月末にリリースされた最新ファームウェア(1.12.14)でも、まだ動作に不安定な面があります。その為、現段階の WD TV Liveでは万人にオススメしづらいですね、、、w

ま、それでも「Slingbox (SlingPlayer)の映像をテレビで見たい人」にとっては有力な選択肢となり得ると思います。WD TV Liveのファームウェアは頻繁にアップデートしているようなので、指摘した不具合も将来的に解消されていくと思います。

導入検討時は「メディアプレーヤーはどこのメーカーも同じ」と思っていましたが、WD TV Liveを使ってみて、他のメディアプレーヤーにはない魅力を感じました (主に SlingPlayer機能w)。WD TV Liveを買ってからというもの、パソコンで見ていたコンテンツは「テレビ」で見る機会がグンと増えました。同じコンテンツでもパソコンの小さな画面ではなく、大画面のテレビだと迫力がありますねw

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2012年11月21日 (水)

ストリーミングメディアプレーヤー WD TV Liveを使ってみた。

ストリーミングメディアプレーヤー WD TV Liveを使ってみた。

最近は『Apple TV』のようにコンパクトな“ストリーミングメディアプレーヤー”が各社から販売されています。ストリーミングメディアプレーヤーをご存じない方向けに説明すると「パソコンでしか見られなかった動画コンテンツをテレビに繋げて大画面で見よう」という主旨の機器です。

今回、購入したのは Western Digital社の「WD TV Live」という製品になります。

[WD TV Live -- ストリーミングメディアプレーヤー]
http://wdc.com/jp/products/products.aspx?id=330

Wdtvlive11
[製品仕様]
外形寸法: 125x100x30mm、質量: 約190g (実測値、本体のみの重さ)、インターフェース:無線LAN内蔵/イーサネットポートx1/USB2.0 x2/HDMIポート x1/コンポジットAV x1/光デジタル音声端子 x1、付属品:WD TV Live本体/リモコン (単4形乾電池 2本付属)/コンポジットAVケーブル/ACアダプタ/クイックインストールガイド

製品(WD TV Live)の特徴は下記のようなものです。
・低価格 (1万円程度)
・接続が簡単
・多くの動画フォーマットに対応
・動画サイトに対応 (例:Youtubeや Hulu等)
・Slingbox対応
・無線LAN対応
・赤外線リモコン付属

特徴の中でも「Slingbox対応」であることが購入動機の大部分を占めています。国内で販売されているメディアプレーヤーの内、「Slingbox (SlingPlayer)」に正式対応しているものは殆どありません。WD TV Liveが対応していて助かりました。 (SlingPlayer機能の記事はこちら)

(1)仕様
大きさは 125x100x30mmというサイズです。筐体はちょうど大塚製薬の「カロリーメイト(4本入)」の箱を少し大きくしたぐらいですw 小型なのでテレビ下のちょっとしたスペースにも設置できます。おそらく設置場所に困ることはないと思います。重さは実測で約190gでした。

(2)インターフェース
WD TV Liveには接続例が書かれた「クイックインストールガイド」が付属していますが、ガイドを読まなくてもセットアップ出来るぐらい簡単です。

WD TV Liveの映像出力は「HDMI端子」と「ビデオ(AV)端子」のみです。S端子や D端子、コンポーネント端子には対応していません。付属品に「HDMIケーブル」は同梱されていないので、別途用意する必要があります。 なお、ビデオ端子用の「コンポジット AVケーブル」は付属しています。

音声出力は HDMI経由か AV端子の他に S/PDIF(光デジタル音声)もあります。映像とは別に高品質な音声を S/PDIFに対応した音響機器へ出力することも出来ます。

Wdtvlive12
USB端子は 2個 (表x1, 裏x1)付いており、外付けHDDや USBメモリを繋げたり、キーボードを接続して文字を入力することも可能です。ネットワークは「イーサネットポート」と「無線LAN」が用意されています。ネットワークを経由した各種サービスを利用できます。

(3)使い勝手
WD TV Liveには HDDのような記憶装置は付いていないので、製品単体で出来ることは限られています。WD TV Liveを外付けHDDやネットワークに組み込むことで本来の力を発揮します。

■ビデオ (動画)
多彩なフォーマット※1 に対応している WD TV Liveですが、その中でも便利だったのが DVDの ISOファイルが読み込める事です。また、ISOファイルが扱えるだけでなく「DVDメニュー」にも対応している点も良いです。普通の DVDプレイヤーの様に“チャプターを選ぶ”や“音声・字幕”のメニューを使えるので便利です。

※1: [動画] AVI (Xvid、AVC、MPEG1/2/4)、MPG/MPEG、VOB、MKV (h.264、x.264、AVC、MPEG1/2/4、VC-1)、TS/TP/M2T (MPEG1/2/4、AVC、VC-1)、MP4/MOV (MPEG4、h.264)、M2TS、WMV9、FLV (h.264)

DVD再生の他にフルHD品質(Blu-ray)の動画も再生可能ですが、再生の途中で「データ読込み」が何度も発生するので内容確認程度しか使えません。

あと、動画と言えば、「Youtube」や有料動画サービスの「Hulu」にも対応していますが、ほとんど使ったことがないのでレビューからは割愛させて頂きます。

■写真 (静止画)
静止画も多くの画像フォーマット(JPEG/GIF/TIFF(TIF)/BMP/PNG)に対応しています。スライドショー機能もあるのでフォトビュワーとして使えます。

■音楽再生
MP3を始め、iPod/iPhoneで使われている AACにも対応しています。意外にも?FLACも再生できたりします※2。その代わり?ウォークマン等で使用される ATRAC系には対応していません。ちなみに、音楽再生しながら、静止画再生(スライドショー)などを使うことが出来ます。

注意点は、公式ページに「著作権保護されたコンテンツ※3」は対応していない旨が書かれています。ご留意ください。

※2: [音楽] MP3、WAV/PCM/LPCM、WMA、AAC、FLAC、MKA、AIF/AIFF、OGG、Dolby Digital、DTS
※3: iTunes Store、Movielink、Amazon Unbox および Vongo等で購入した著作権保護されたコンテンツ

■日本語対応
WD TV Liveでは画面表示に「日本語メニュー」を選ぶことが出来ます。一部、メニュー等で英語を直訳したような箇所もありますが、操作に支障はないと思います。

日本語といえば、製品に「日本語マニュアル」は含まれていませんが、公式ページから「ユーザマニュアル(日本語)」をダウンロードできます。

[WD TV Live 日本語ユーザマニュアル]
http://www.wdc.com/wdproducts/library/UM/JPN/4779-705062.pdf

■リモコン操作
付属品に「赤外線リモコン」が同梱されています。リモコンで基本メニューを操作できるのはモチロンのこと、動画の早送り/巻き戻しなどリモコンがあると本当に便利です。

なお、WD TV Liveには赤外線リモコン以外にも、スマートフォン※4 から使える「リモコンアプリ (WD TV Remote)」がメーカーから配布されています。このリモコンアプリを使えば、赤外線が届かない場所からでも操作できるようになります。

※4: Android 2.1以降/iPhone/iPod touch/iPad等に対応 (詳しくはこちら)

「WD TV Remote」も特に難しい設定は不要です。同一LAN上にスマートフォンと WD TV Liveが存在すればアプリの起動と同時に WD TV Liveを認識してくれます。

★次回は WD TV Liveの「ネットワーク機能」や「SlingPlayer機能」を紹介したいと思います。

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2012年11月 8日 (木)

おかげさまで二周年

早いもので当デジモノぶろぐも二周年を迎えることが出来ました。
いつもご愛読いただき有難うございます。

過去の記事を読み返してみると、所々説明が不十分な箇所があり、いっそ全面的に文章を書き直した方が良いのでは?と思うことがあります。ブログも 2年間続けていると色々な事に気付きますね。

ま、以前から、どうしても気に入らない文章は意味が変わらない程度に手直しさせて貰っています。(気づいた人は殆どいないと思いますが、、、)

残念ながら一朝一夕で推敲能力は上がらないので『時間経過と共に読みやすくなるブログ』と思って頂ければ幸いですw (“読みやすく分かりやすい”がモットーなので)

まだまだ到らない点もありますが、皆さまからのアクセスを励みにこれからも記事を書いていこうと思います。今後とも「デジモノぶろぐ」をヨロシクお願いします~

2012年11月 5日 (月)

ポータブル・ミュージックプレイヤー iBasso Audio HDP-R10を使ってみた。 (8)

今回は HDP-R10記事の締めくくり「まとめ」をお伝えします。その前に、まだ記事にしていなかった「Bluetooth機能」と「省電力設定」について紹介します。

(10) Bluetooth機能
HDP-R10には Bluetoothが搭載されています。ただし、メーカーの説明では「音に影響するので Bluetoothの使用は推奨しない」とのことです。メーカーで推奨されていないとはいえ「機能」としてあるので、Bluetoothのワイヤレスレシーバーを使って一通りの動作を試してみました。確認には「ソニーエリクソン MW600」を使用しました。

■「HD Music Player」での動作
標準の「HD Music Player」でも Bluetoothを使えます。面白いのが MW600から音は出ません。音は HDP-R10のイヤフォン端子から出力されます。その為、MW600を純粋にコントローラとして使えます。注意点は、MW600から音が出ないことに関連して、HDP-R10のボリューム操作はできません。

■「PowerAMP」での動作
Google Play (旧Android Market)経由でダウンロードできる音楽プレーヤー「PowerAMP」も Bluetoothが使えます。プレーヤー操作(再生/停止)の他ボリューム操作にも使えます。あと、「HD Music Player」と違い、音も MW600から出力されます。

もし、「PowerAMPから音が出ない!」と思ったら、Androidのシステムボリュームを確認することをお勧めします。HDP-R10の初期ボリューム(システム側)は“0”に設定されているので、そのままでは音が出ません。

上で説明したことを表にするとこんな感じです。(HDP-R10+MW600の組み合わせ)

- HD Music Player PowerAMP
再生/停止/曲操作
ボリューム操作 ×
音声出力 HDP-R10から MW600から
曲名表示 × ×

(11)省電力設定
HDP-R10は大容量バッテリーが搭載されていますが、ハイレゾ音源を再生させるとバッテリー消耗も激しいです。HDP-R10で使われている Android OSの一般的な?省電力の方法を紹介します。

  • [バックライト消灯は早めに]
    液晶を早めに消灯することはバッテリー持ちに効果があります。ただし、消灯を早めると頻繁に電源が切れるので、再度電源をオンする時にポップノイズを喰らいます。バランスが大事?
  • [画面の明るさを落とす]
    室内であれば画面の明るさを最小にしても画面の視野に影響は殆どありません。見づらくなるほど暗くする必要もありませんが、明るさは抑えておいた方がバッテリー持ちはいいです。
  • [画面の自動回転オフ]
    HDP-R10の画面回転は過敏なぐらい反応します。横画面に未練がなければ「画面の自動回転」はオフにしておいた方がいいですね。(設定すると縦画面固定になります)
  • Hdpr1082_4[無線LANや Bluetoothは基本オフ]
    無線LANや Bluetoothを使わない時は“機能オフ”にしておいた方がいいです。[設定]からオフにするのが面倒な人は、「ウィジェット追加」でホーム画面に電源系のウィジェットを追加しておくと便利です。
  • [SRC(アップサンプリング)を使わない]
    HDP-R10には「SRC(アップサンプリング)」の機能がありますが、アップサンプリングを使うと「音楽CD品質 (16bit/44.1kHz)」と比べバッテリーも消費されます。バッテリー持続を優先するのであれば、SRCは使わない方がいいですね。

(12)おまけ
HDP-R10は差込みプラグが多いので猫も飼い放題w  (実用性はありませんよ~ あしからず)

Hdpr1081_2
※大阪府にお住まいの T.Kさん、ネタ プレゼントありがとねーw

(13)まとめ
約 2ヶ月に渡って iBasso HDP-R10を記事にして来ました。振り返ってみるとHDP-R10の売りである「DSD対応」や「Optical(光デジタル音声)出力」など使用する時間がなかった為、紹介できませんでした。それらの機能を使うことがあれば別途記事にしたいと思います。

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一般的にはハイレゾ音源の認知度はまだまだ低いです。ただし、数年前の「非可逆圧縮ファイルを沢山詰め込んだ音楽プレーヤー」から、最近では音楽プレーヤーの大容量を活かして「より高音質な音楽プレーヤー」を望む層も増えてきたと、当ブログのアクセス数を見ても思います。

ハイレゾ普及には「音楽プレーヤー」側の対応と「ハイレゾ音源(音楽ファイル)」側の両方を整備する必要があります。この両輪が揃って初めて圧縮音源や音楽CDとは次元の違う音楽が普通に愉しめる時代が来ると思います。製造・配信メーカー各社にはハイレゾ普及に向けて邁進して貰いたいです。

将来的には、過去に発売されたアルバムも今の DVDやBlu-rayディスクのように「デジタル・リマスタリング対応」と高らかにうたって販売される時代がすぐそこまで来ています。HDP-R10はそんなハイレゾ時代に対応し、あらん限りの技術を音に捧げた一台だと思います。操作面では荒削りな所もありますが、HDP-R10の音を聴けばハイレゾ音源の良さが判りますね。

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