TV映像転送システム「イーフロンティア Slingbox 350」を使ってみた。
すっかり生活の一部となっているTV映像転送システム「Slingbox」ですが、2013年3月に新モデルが発売になったので購入してみました。(前モデル記事)
[イーフロンティア Slingbox 350] http://www.slingbox.jp/product/slingbox/350/index.html ![]() <製品仕様> 本体サイズ:約180mm x 112mm x 46mm、本体重量:約295g、入出力端子:1系統(RCA音声端子(左右)、コンポーネント(ビデオ)端子、コンポジット(ビデオ端子))、ネットワーク:10/100Base-T イーサネット端子(RJ-45)、表示ランプ :ステータスランプ、ネットワーク接続ランプ、電源ランプ |
今回の新モデル(Slingbox 350)の特徴は「本体の小型化」「低価格化」「1080p対応」の3つです。特に低価格化については、Slingbox導入を考えている人には朗報ではないでしょうか。前モデル Slingbox PRO-HDが実売 29,800円程度で売られていたのに対し、新モデルは 19,800円程度と 1万円安くなりました。
本体も大幅に小型化されたことで設置スペースにも自由度が増しました。新モデル(350)は家庭用ルータぐらいのサイズで、HDDレコーダほどの大きさがあった前モデルとはテレビ周りの占有スペースも変わってきます。ただ、本体サイズが小型化したことで一部の接続端子が省略されています。端子については後述します。
あと、映像が 1920 x 1080ドットの「フルHD(1080p)」に対応しました。Slingboxの使用用途※1を考えると、1080p対応になってもメリットはそれ程ないかと思っていましたが、i/p変換の妙なのか? 350の方が全体的に良好な画質に感じました。画質の詳細も別途紹介いたします。
※1: | D端子やコンポーネント端子を採用したアナログ機器 |
(1)仕様関連
新旧モデルでストリーミングや遠隔リモコン等の使い勝手に大きな違いはありません。仕様で大きく変わった部分は「端子」関連なので、まず始めに接続端子について紹介します。
■対応端子はビデオ端子とコンポーネント端子
Slingbox 350でより高画質を愉しもうと思ったらコンポーネント端子で接続することになります。もし、機器にコンポーネント端子がない場合でも D端子があれば、付属品の「D端子/コンポーネント変換ケーブル」で接続可能です。
■HDMIは非対応
新モデルの Slingbox 350でもHDMIには非対応です。最近のHDDレコーダ等の機器は D端子から HDMI端子へ切り替わっているので、Slingboxを購入する前に機器の端子を確認しておきましょう。
余談ですが、海外では HDMI端子に対応した「Slingbox 500」が販売されています。ただし、この Slingbox 500は「HDCP(不正コピー防止)」に対応していません。その為、HDCP対応機器(PlayStation 3や 最新Blu-ray/DVDレコーダ等)の映像はストリーミングすることは出来ません。
■Sビデオも非対応
350では S端子も非搭載になったので、Sビデオ機器を接続したい場合は別途ビデオコンバータを用意して映像変換する必要があります。ニッチな要件だと思いますが、どうしても Sビデオを主体にするのであれば、前モデル(PRO-HD)を入手するのもアリです。(今のところ併売されている模様)
<接続端子 比較>
端子 | Slingbox 350 | Slingbox PRO-HD |
コンポジットAV入出力 | ○ | ○ |
Sビデオ入出力 | × | ○ |
コンポーネント入出力 | ○ | ○ |
HDMI入出力 | × | × |
ステレオ入出力 | △※2 | ○ |
デジタル音声入出力 | × | ○ |
USB端子 | ○ | ○ |
アンテナ入出力 | × | ○※3 |
※2: | ビデオとコンポーネントで共通 |
※3: | 国内使用不可 |
比較してみるとけっこう対応端子が間引かれているのがわかりますね~
(2)本体デザイン 本体は黒一色です。ボディーは樹脂製(プラスチック?)で、手に取ってみると軽いです。格子状のデザインが施されており、樹脂製品の安っぽさは幾らか軽減されています。そそ、画像からでは判りづらいですが、放熱のために格子部分の何カ所かにスリット(穴)が開いています。
他には、リモコン学習用の「赤外線受光口」が分かりやすくなりました。前モデル(PRO-HD)では受光口が隠れた場所にあったので分かりづらかったですが、350では見た目に赤外線受光口とわかります。
あと、赤外線送信部も「ピラミッド型」となってインテリアとしての見栄えも良くなりました。ただ、間違えて踏んづけたらケガしそうなぐらい尖っているので注意が必要ですw
★次回は Slingbox 350の「映像」について記事にしたいと思います。
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