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2014年9月30日 (火)

モニターキャリブレーション x-rite 「i1Display Pro」を使ってみた。(2)

モニターキャリブレーション「i1Display Pro」の続きになります。前回紹介しきれなかった「機能」と「気になったこと」「まとめ」で記事を締めたいと思います。

(3)スマートフォン、タブレット対応
i1Display Proは「スマートフォン」「タブレット」に対応しています。使える端末は iPhone, iPadの他 Android OSもサポートしています。注意点は「ICCプロファイル」が使えるのは「ColorTRUE」というアプリ内のみで、OSレベルの対応ではありません。

アプリを利用するには、各アプリストアから『ColorTRUE (無料)』を検索して、インストールすればOKです。ColorTRUEは「キャリブレーション」と「画像ビュワー」の機能を兼ねています。

iPhone版と Android版をそれぞれ使ってみましたが、キャリブレーションのさせ方に違いがありました。

対象機器 必要な機器 備考
iPhone: iPhone
+
パソコン
+
測定器
LAN内に i1ProfilerがインストールされたPCが必要。測定器はパソコンとUSB接続。iPhoneの画面に測定器を乗せてキャリブレーション。
Android(OTG): Android端末
+
測定器
Android端末のUSB端子に測定器を接続。そのままキャリブレーション可能。

手元に iPadがないため未検証です。あと Android端末も USBホスト機能(OTG)を搭載していない端末の動作も不明です。

アプリ内の色変換なので、スクリーンキャプチャを取って比較することも可能。

反映前 反映後
Img0930224312 Img0930224300

ただし、キャリブレーションに使った実機(例ではiPhone)で見ないと意味はありません。あと、ColorTRUEは iOS 6には対応していないので、古いiPhone/iPadユーザはご注意ください。

(4)Pantone ColorManager
i1Display Proを購入すると「Pantone ColorManager」も付属しています。Pantone ColorManagerは色見本帳とディスプレイ(or 印刷物)を比較するのに使います。

キャリブレーションでも調整できなかった色は「警告」マークが表示され、近似色であることを教えてくれます。

Xrite111_3

デザインや印刷関係の人でもない限り、なかなか色見本帳は持っていませんw
色見本帳は高いですし、趣味で使うには縁遠い製品ですね~

(5)気になったこと

■付属ソフトは不安定?
ノートPCと Windowsタブレット、それぞれでキャリブレーションを試してみましたが、設定によってはキャリブレーション中にハングアップすることがありました。

キャリブレーション中の不具合であれば、以下の項目を試してみると良いかも知れません。
・「簡易モード」で動作確認
・「ADC (自動ディスプレイコントロール)」の無効化
・各種設定を「デフォルト値」か「固有の値」へ変更

当方の場合、上の3項目を少しずつ変更して、トライ&エラーを繰り返し、期待するキャリブレーションが出来るようになりました (^^;

■測定器はライセンスキーも兼ねている
キャリブレーションソフト「i1Profiler」や色見本の「Pantone ColorManager」を使うには、測定器とパソコンの接続が必須です。測定器は“ライセンスキー”のような役目をしています。

「i1Profiler」は測定器が未接続であれば「DEMOモード」として起動します。しかし、DEMOモードでは、キャリブレーションが出来ないのはモチロンのこと、ICCプロファイルの設定値を見ることさえ出来ません。

複数台のPCで1つの測定器を使い回していると、手元に測定器がないことがあり、設定値を見るためだけに測定器をつなぎ直すのは面倒です。。。

■ICCプロファイルのバージョン
i1Profilerでは ICCプロファイルのバージョンを「バージョン 2」と「バージョン 4」から選べます。規定値では「バージョン 4」になっています。

詳細は割愛しますが、InternetExplorerや PhotoShop等は「バージョン 4」でも問題ありません。しかし 多くの Windowsアプリケーションは「バージョン 2」が適応されています。キャリブレーションしたのに色がおかしい場合は、ICCバージョンを見直すことをオススメします。

■OSD(オンスクリーンディスプレイ)対応ディスプレイ
ディスプレイ上に設定を表示する「OSD」タイプのものも、キャリブレーション可能なようです (未検証)。時間がなかったので記事には出来ませんでしたが、その代わり? OSDの設定を紹介しているサイトのリンクを貼っておきます。

[X-Rite i1Display Pro calibration tutorial: Method 2]
http://www.damiensymonds.com.au/cal_i1DP_pc2.html

この方法を応用すれば、パソコンと接続できないディスプレイ(例えば古いテレビ等)でも調整可能かも知れません。。。

(6)まとめ
i1Display Proを購入してみた感想は『最近の液晶ディスプレイは出荷時から色温度は高めだな~』という事でした。特に白色は「漂白したような白(9300K)」となっており、気付かないうちに高い色温度に慣らされていた模様です。

コンテンツ制作者が色温度の「基準」とする 6500Kでは、昼光色で黄色がかっており、ともすれば色の温かさがディスプレイの鮮明さを阻害しているイメージがあります。色温度の高い方が、ディスプレイの高輝度&高精細に感じやすいのかも知れません。

ま、i1Display Proがあれば、ニュートラルな 6500Kでキャリブレーションして、コンテンツ制作者の色使いを感じるも良し、真っ白な 9300Kで高輝度&高精細な感じを愉しむも良しです。モニターキャリブレーションを使えば、日ごろ見慣れた画像も新鮮な気持ちで見ることが出来ると思います。

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