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2015年5月31日 (日)

マイクロソフト Natural Ergonomic Keyboard 4000 (ナチュラル エルゴノミック キーボード 4000)を使ってみた。

会社で使っているキーボードはデスクトップに付属の標準のもので、キー割り当て可能な「ホット キー」は殆どありません。業務を効率化しようとホット キーが沢山ありそうなキーボードを探してみました。

どうせキーボードを新調するならエルゴノミクスで!w、、、ということで、今回はマイクロソフト製のエルゴノミクス キーボードを購入してみました。

[Natural Ergonomic Keyboard 4000]
https://www.microsoft.com/hardware/ja-jp/p/natural-ergonomic-keyboard-4000
Naturalkb400014
<製品仕様>
大きさ: 503mm x 262mm x 82.8mm、重量:1301g、対応OS:Windows 8.1, Windows 8, Windows 7, Mac OS X v10.7-10.9, Android 3.2 and 4.2、耐久性:<QWERTYキー> 1,000,000回/キー, <ズームキー> 250,000スライド/キー, <ホットキー> 500,000回/キー、型番:B2M-00028

実勢価格 4,000円ほどで購入可能です。
人間工学に基づいてシッカリ作られたキーボードが、この価格で買えるのは、コストパフォーマンス高いと思います。

(1)使用感
通常のキーボードではいかに無理な姿勢を余儀なくされているか、エルゴノミックキーボードを使うと実感できます。ホームポジションに手を置くと、自然と指が並びます。人がキーボードに合わせていたものが、キーボードが人に合わせてくれているような感じがしますね。

■打鍵感
キーの重さや深さは通常のデスクトップキーボードと変わらないと思います。
ただ、スペースキーだけは、人差し指で押してみるとやや重い(鈍い?)感じがしました。しかし、不思議なことに、仕事中にスペースキーの重さが気になったことはありません。

キーの大きさはそれぞれ変則なので、慣れないうちはミスタイプが増えると思います。私の場合、IMEのオン/オフを[変換]キーに割り当てて、右手親指で押していました。変換キーが小さくなり入力ミスが増えたので、標準仕様の[半角/全角]キーへ移行しました。

■アームレスト (パームレスト)
アームレストは柔らかくも弾力のある素材でできています。肌触りもサッパリしていて、夏場でも不快になることもないと思います。

あと、アームレストが手首を押し上げてくれるので、無理に曲げる必要がなく、長時間の入力でも疲れにくいです。また、アームレストがあることで、肩の吊り上った状態から解放されます。具体的には手首が持ち上がった分、肘が下がる → 肩も下がります。

(2)高さ調整
キーボード裏の上部にはスタンド(ツメ)があります。通常のキーボードの様にツメを立てれば上側を高くすることが可能です。あと、キーボード下部には脱着可能な“ゲタ”が用意されており、アームレストの高さを変えることが出来ます。

Naturalkb400017_2アームレストスタンドを使うと、キーボードの上方 (ファンクションキー側)と手前 (スペースキー側) とで傾斜ができます。通常のキーボードであれば、手首より指先が水平or少し高い位置にありますが、エルゴノミック キーボードは反対に指先の方が手首より下がっています。指先の下がった状態が、緊張を緩和してくれ、ラクに感じます。

上部ツメ+アームレストスタンドの組み合わせでも使えないことはないですが、アームレストスタンドがギシギシ音を立てるので、上部ツメ+アームレストスタンドは排他使用と思われます。

余談ですが、アームレストスタンドを付けると見た目の迫力がアップします。職場での注目度もアップ間違いナシです! 実体験で「アレ?キーボード買いました?」と声をかけられること多数w

(3)キー割り当て
ファンクションキー上の銀色のキー (ホット キー)は、カスタマイズ可能です。
例えば、「キーマクロ」や「アプリケーション起動(ランチャー)」等に使うことが出来ます。

<メールおよびインターネット キー >
そのままなので説明は割愛w

<数字(1~5) キー>
標準で Windowsタスクバーのアイコンの“並び”に準拠しており、よく使うアプリケーションへアクセスしやすいようになっています。※別機能への割り当ても可能です。

Naturalkb400013

<オーディオ キー>
キーボードは会社で使っており、業務に関係ないスピーカーは接続されていませんw
その為、オーディオ キーは「Windowsロック」など別の用途に割り当てています。

<その他のキー>
キーボード中央の「★キー」はキーボードの設定画面が開きます。

カスタマイズ可能なホット キーは上部に偏って配置されています。欲を言えば下部にもホット キーがあれば便利だったと思います。それが無理なら、「左右ボタン」と通常キーを組み合わせて、ホット キーとして使えれば良かったですね。キー入力中はなるべくホームポジションを崩したくありません。ホット キーまでは遠いんですよねー

(4)気になったこと

  • アームレストがある分、マウスは少し遠くなった?
    キーボードとマウスを行ったり来たりすると、通常キーボードより距離を感じます。
  • ズームキーは割り当て不可
    画面の拡大・縮小以外の機能を割り当てることができません。
    職種の問題か?画面ズームは使いません。どちらかと言えばホイールスクロールの方が良かったです。いっそのこと ThinkPadのポインティング・スティックでも、、、
  • アプリケーションごとにホット キーを設定できない
  • 有線キーボード
    同型のワイヤレスキーボードとマウスがセットになった「Microsoft Natural Ergonomic Desktop 7000」という製品が販売していました。残念ながら、現在は生産を終了しているようです。

(5)長期保証
マイクロソフト製キーボード・マウスは 3年の長期保証です。購入を証明できるレシートや保証書は大事に保管しておきましょう。マイクロソフトやロジクールの海外勢は長期保証してくれるので安心です。

(6)まとめ
以前のエルゴノミクス マウスの記事でも書きましたが、、、
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人間工学に基づいた“エルゴノミクス”だと言っても「肩こりや腱鞘炎が治った」とか「疲労感が違う」など効果が体にすぐ表れるものではありません。あくまで「自然体に近い姿勢」で仕事ができるだけです。“治療器”ではないので過大な期待は禁物ですね。
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上記の点、ご注意ください。

エルゴノミック系は入力にクセがあるので、万人にオススメという訳ではありません。キーボードの画像を見て「これはイイ!」「欲しい!」と思った人が購入するのがいいと思います~

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