コンパクト IH調理器 DRETEC DI-211BKを使ってみた。
夜更かしをしているとお腹が空いて、夜食に手が伸びることがありますw さすがに毎回カップ麺ばかりだと飽きるんですよね(汗)。。。手軽に「ご飯モノ」を食べられる方法がないか調べて見ました。
手軽なのはレトルト食品に頼ること&温める調理には電子レンジの組み合わせが良い感じです。ただし、電子レンジは使わない時でもあるだけで場所を取ってしまいます。収納と日々の手入れを考えると「IH調理器」に目が留まりました。実用に足る小型の IH調理器ということで、以下の製品を購入してみました。
[DRETEC コンパクトフラットIH調理器 ブラック DI-211BK] http://www.dretec.co.jp/products/IH_cooker/DI-211.html ![]() ※画像は amazon.co.jpより引用 <製品仕様> 電源:交流100V 50/60Hz共用、消費電力: 1,000W、商品サイズ:250x190x60mm、商品重量:約1500g、安全機能: 鍋検知機能、鍋なし検知機能、小物検知機能、温度過昇防止機能、切り忘れ防止機能 (公式ページより引用) |
本体色はブラック(DI-211BK)とアイボリー(DI-211IV)から選べます。価格ですが、amazon.co.jpだと 5,000円弱で購入できます。
(1)大きさ・重さ
IH調理器 本体(DI-211)の大きさは 250x190x60mmです。上面は A4用紙より小さく、B5用紙に近いサイズです。他のIH調理器に比べて、とてもコンパクトです。少しでも小型のIH調理器を探している方にオススメです。
重さは約1.5kgですが、手に持ってみると軽く感じます。女性の方でも簡単に戸棚へ片付けることが出来ると思います。
(2)仕様
■使える鍋の大きさ
メーカーの推奨する鍋のサイズは直径12-16cmまでの鍋です。ご存じの方も多いと思いますが、IH調理器には使える鍋/使えない鍋があります。※1
※1: | 使える鍋○: 鉄、鉄鋳物、鉄ホーロー、ステンレス、IH対応土鍋 使えない鍋×: 耐熱ガラス、陶器・陶磁器、土鍋、アルミ、アルミ合金、銅 他には、鍋底が平らでない鍋などは使えません。(付属の説明書から抜粋) |
自己責任の範囲ですが、当方では直径 22cmのIH対応鍋を使っています。加熱なども特に問題はありません。ちなみに 22cm以上の鍋は、鍋の一部が操作パネルにかかるので、使用はそもそも無理です。ま、安全面やメーカー保証を考えると 12-16cmの鍋にしておくのがベストです。
■安全機能
DI-211には以下のような安全機能があります。
・鍋検知機能 (使用可能な鍋か検知)
・鍋なし検知機能 (トッププレートから鍋を外すと加熱を停止)
・小物検知機能 (スプーンやナイフなどの小物を検知すると停止)
・温度過昇防止機能 (温度の異常上昇を検知すると停止)
・切り忘れ防止機能 (最後の操作から約2時間後に自動停止)
■消費電力
今回購入した DI-211の消費電力は 1,000Wです。消費電力は電子レンジや電気ポットと変わりませんね。ただし、“ご飯を温める”用途で考えた場合、電子レンジより調理時間は長めになるので、電気代もその分かかると思われます。(電力計で測定した訳ではありません)
(3)使い勝手
電源ケーブルはマグネット式で、力がかかると安全のためケーブルが外れるようになっています。電気ポットと同じですね。
■温度調整
火力調整は 60,80,160,180,200℃の 5段階です。120℃とか中間の温度は設定できません。調理モードは「加熱」と「定温」の 2つのモードがあります。加熱調理モードは主に「鍋物」「焼き物」料理に向いており、定温調理モードは「揚げ物」「フォンデュ」など一定の温度を保つのに使えます。
当方はレトルト食品を温める用途が多いので、定温調理モードを使っています。
■後片付け
本体上面(トッププレート)はガラスコーティングされており、水ぶきでキレイに汚れが落ちます。ガスコンロと違ってコンロ部分がフラットなので日々のお手入れもラクですね。
(4)温め調理してみたw
今回は amazon.co.jpで人気のレトルト食品を組合せて「カレーライス」を作ってみました。 (当方は一応、デジタルガジェットを紹介するブログですがw)
<材料>
・ウーケ 特盛ごはん (300g) 約103円/個
・ハウス カリー屋 (中辛) 約 88円/個
amazon.co.jpで箱買いすれば 約200円で一食分できます。「ウーケ 特盛ごはん」だとご飯の量が 300gあるので、一般的なレトルトご飯(130-180g)で物足りない人にも安心。カップ麺と比較してもなかなかのコストパフォーマンスw
まず、鍋に水を入れて沸騰までに 20分。ご飯とレトルトカレーを温めると更に 30分ほど時間を要します。小腹が空いているときに、すぐに食事できないのは難点ですね。電子レンジであれば 4~5分で調理は終わるのでw
上で 22cmの鍋を使っている旨を書きましたが、レトルト食品を湯煎するには 16cmの鍋では小さすぎます。まず、平らにレトルト食品を置くことが出来ません。もし、深めの鍋を用意できたとしても、レトルト食品がプカプカと浮いてくると思います。
(5)調理時間の短縮方法
上の「調理」で書いたとおり、割と調理に時間がかかります。そこで少しでも調理時間を短くするノウハウを紹介したいと思います。
- ポットの湯を使う
ポットの湯を使うと最初の沸騰までの時間を短縮できます。水を沸騰させるだけなら、電気ケトルの方が早いです。時間短縮の方法として、少し邪道な気もしますが、、、w - 湯煎ではなく蒸し調理
鍋の底に蒸し器を設置して、蒸し調理すればお湯の量を減らすことが出来ます(沸騰までの時間が短い)。蒸し調理でも鍋のふたをしておけば、キチンとレトルトを温めることが出来ます。※蒸し調理の例
そそ、蒸し調理は「空だき」になりやすいので注意です。空だきは引火や火傷の可能性があります。IH調理器(DI-211)には「温度過昇防止機能」は付いていますが、万が一ということもありますので、、、
(6)気になったこと
■操作音は割と大きめ
ボタンを押す度に「ピッ!」と大きめの音が鳴ります。私は許容範囲の音量に感じましたが、amazon.co.jpのレビューを見ると気になる人もいる様です。恐らく調理中に鍋がグツグツと大きな音を立てていても、操作音が打ち消されないようにしているのではないかと思います。理想をいえば、操作音も音量調整できると良かったですね。
■動作音
IH調理器は「動作音」がします。具体的には本体裏に大型のファンが設置されており、調理中はファンの回る音がします。他社製のIH調理器の中には静音設計を売りにしている製品もあります。
DI-211も例外なくファンの音がします。安物のヘアドライヤーほど喧しくありませんが、ガスコンロの静かなイメージでいると、気になる人もいるかもしれません。ちなみに鍋の温度が低いときはファンは回っておらず、温度が上がってくるとファンが回りだします。
(7)まとめ
DI-211はコンセントのある部屋でしか使えませんが、直接 火を使わないのでカセットコンロより安心して使えると思います。
今回は、テーマが「夜食」ということで、かなり偏ったレビューになりましたw 普通に 1~2人 暮らしの人がお鍋を愉しみたい場合や、お菓子作りでチョコレートを溶かすなどの用途にもモチロン使えます。また、蒸し調理にも使えるので、肉まんとかシュウマイとかチルド食品を温めて食べても美味しいですよ~